守護の天使との遭遇(5)

清めが続く

何日か過ぎ、私の天使が突然、神学校に行って司祭を見つけ、このメッセージを見せるようにと求めてきました。言われた通りにしたのですが、非常に失望させられました。とても期待していたのですが、私が受けたのは平手打ちだったのです。

その司祭は、私が精神的に危険な状態にあり、分裂症になりかかっていると考えました。手を調べたいと言って、私の両手を取って詳しく調べたのです。彼が何を考えているかは明白でした。ある種の精神的問題の場合に見られるような、異常な兆候が私の手にないか探そうとしたのです。この司祭は、神が私という重い十字架を担うように、いま与えられたのだと確信しました。彼は私をびんに思い、会いたい時はいつでも会いに来なさいと言います。そこで、二、三日おきに彼のところに行きました。

病人扱いされたので、最初は行くのが嫌でしたが、三、四か月行き続けました。あきらめなかった唯一の理由は、私が精神異常でないことを証明したかったからです。しばらくして、ようやく私は正気だと気づいてくださり、ある日、これは神が私に下さったカリスマかもしれないとさえ言ってくださいました。

この間、守護の天使は私を神に向かわせ、最初の学びとしてまず識別を教えてくれました。この教えは悪魔をさらに激怒させました。なぜなら、これによって、悪魔が光の天使のように装ったとしても、その違いが分かってしまうからです。

私の天使は言いました。彼の使命は終わりに近づき、イエスが私のもとに来られると。この知らせを聞いて私は悲しみました。天使に去ってほしくなかったからです。自分は神のしもべに過ぎない、私はこれから神に向かわねばならないと説明し、私を諭さとしました。彼の使命は、私を神のところに連れて行き、神のみ手に無事引き渡すことだと説明しました。でも私にはなおさらつらいだけです。いずれ天使と話せなくなるなんて、考えたくもありませんでした。

ダニエルが予告した通り、ある日、イエスが来られました。イエスがご自分を現されたとき、お尋ねになられました。
「あなたの家と私の家ではどちらのほうが大切か?」
私は「あなたの家です」とお答えしました。イエスがこの返事を喜ばれたのを感じました。イエスは私を祝福して立ち去られました。
再び、天使の代わりに主が来られて、「私です」と言われました。私がとまどっているのをご覧になって、「神である私です」とはっきりおっしゃいます。ところが、喜ぶどころか、私は不幸でした。天使がとても恋しかったのです。天使を深く愛していたので、彼の場所を神にとって代わられ、彼はもう来ないと考えるだけでつらかったのです。私の天使への愛を主がどうおっしゃったかといいますと、「あなたほど自分の天使を愛した者はいない」とまで言われました。そしていつか「あなたの時代に、あなたほど私を愛した者はいない」と言えるようになることを望まれると。

私の天使は、今は後ろに控えていました。神は「私を愛しているか?」と尋ねられました。そうですと申しあげると、「あなたは私を十分愛していない」と非難されることはされず、その代わり大変優しく、「もっと愛しなさい」と言われたのです。

主がご自身を現された別の時にはこうおっしゃいました。「私の家を生き返らせなさい」、そして「私の家を新たにしなさい」と。何とお返事をしたのか覚えていないのですが、求められたことは私には不可能だということだけは分かっていました。

その後は、天使かイエスが来られました。両方一緒の時もありました。天使は私に説教をし、神と和解するようにと言うのです。そのように言われるのはとても心外で、「私は神様と争ってなんかいないのに、どうやって和解すればいいの?」と言いました。

神はご自分を愛しなさいともう一度求められます。天使と同じほどに、神とも親しくなるようにと。つまり、自由に話しかけなさいと言われるのですが、私にはできません。まだ主を友人ではなく、他人のように感じていたからです。私の天使は、自分は神の僕しもべに過ぎないと言い、私は神を愛し、神に誉れを与えるべきだと繰り返します。神の方へ追いやられれば追いやられるほど、私は天使が去ってしまうのを恐れてパニックになりました。天使は自分自身を神に明け渡しなさいと言うのですが、そうしてはいなかったのです。

一方、サタンもあきらめてはいません。私が弱っているところをまだ狙っていました。一度か二度、イエスとサタンの会話を聞くのを神はお許しになりました。サタンは私を試す許可をイエスに求めたのです。サタンは言いました。
「お前のヴァスーラの面倒を見てやろう……最愛のヴァスーラ様は、お前に忠実ではいられない、あの女は転ぶ、今度は永久にだ。試させるなら証明してやる」
こうして、あらゆる種類の誘惑で私を試みることがサタンに許されました。想像もできないような誘惑で! これは誘惑だと気づいて乗り越えると、その度にさらに大きな誘惑が待っています。それに屈すれば、私の霊魂は地獄行きとなるような誘惑が。

それから再び、サタンの攻撃が始まりました。サタンは煮えたぎった油を私の中指にかけました。書くために鉛筆を持つ場所にです。すぐに水膨れができ、書く時には鉛筆を持つために包帯を巻かなければなりませんでした。私が神と会話をして書き下ろすことをを止めようと、悪魔は再びやっきになっています。書く時には激しく痛みました。火傷が癒えてもまた同じことが繰り返され、何週間もの間、痛みを伴わずに書くことはありませんでした。

家族とタイで休暇を過ごした時、ある島を舟で訪れました。島から戻って来る途中、港に入ろうとした舟が揺れ、私は体のバランスを失いました。倒れないようにと、目にとまった最初のものにつかまったのですが、それは熱く焼けたエンジンの排気筒だったのです。右の手のひら全体をひどく火傷してしまいました。すぐに「どうやって書くの?」という思いが浮かびました。

私の手は赤く腫れ上がり、とても痛みました。ホテルまで30分くらいの場所にいたのですが、ホテルに着いた頃には腫れがすっかり退いていて、痛みも消えていたのです。火傷の痕もありません。後に主が教えてくださったところによれば、サタンにそこまでするのは許可していなかったので、私の手を癒やされたということでした。

悪魔は書くのを止めさせようと、別の手を使いました。息子(当時10歳)の夢に現れたのです。老人の姿をとり、ベッドの脇に腰を下ろして息子にこう言いました。
「お前のママに、書くのを止めるように言った方がいい、もし止めないなら、ママが若かった時にしてやったことをお前にもしてやろう。ベッドに寝ているときにやって来て、お前の頭を後ろに引っぱって窒息させてやる」
それは私が6歳くらいの時に経験した出来事です。ある晩、ベッドで寝ていると、目の前に老人の醜い手が二つ、私の喉の上にあるのが見えました。そして何かが私の頭を後方に引っぱり、喉を突き出させたのを覚えています。そして何も起こらなくなりました。私はただ震えているだけでした。

幼い頃から、サタンはしつこく私を追いかけました。6歳の頃は、毎晩のように黒い猛犬の姿で夢に現れては脅かしました。いつも同じ夢です。薄暗い廊下を歩いていくと、突き当たりにその猛犬が、待ち伏せていて、今にも飛びかかってきて、私を八つ裂きにしようと、歯をむき出してうなり声をあげています。そして私は恐怖に駆られて逃げだすのです。

10歳の頃、夢でイエスにお会いしたことがあります。廊下のような場所の突き当たりに、イエスの肖像画が見えました。見えたのは腰くらいまでで、微笑を浮かべてこう言われました。「おいで。私のところにおいで」。私は突然、未知の潮流に捕らえられ、主の方にどんどん引き寄せられるのです。私はこのわけの分からない流れが怖くて、それを察したイエスは微笑まれます。流れに引き寄せられて、イエスのみ顔に私の顔がくっついてしまいました。

12歳の頃、もう一つの神秘体験をしました。イエスと霊的に結婚するのです。これもまた夢でしたが、私は花嫁として装い、私の配偶者はイエスでした。お姿は見えないのですが、そこにイエスがおられることは分かっていました。出席していた人々は手にしゅろの葉を持って、嬉しそうに挨拶しています。私たちは婚姻の行進をする段取りになってしました。

式が終わった直後、ある部屋に足を踏み入れると、聖母が、マグダラの聖マリアと聖なる婦人方二人を伴ってそこにおられたのです。聖母は嬉しそうに近づいてこられ、抱きしめてくださいました。そしておん子の前に出るに相応ふさわしくなるように、私の衣装や髪を直しはじめられました。

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