「正教会との復活祭の日付の共有について、ローマ教皇:日付を選んでください、私たちはそれを受け入れます」

2024年9月28日 お知らせ

2013年3月13日、「ハベムス・パパム(私たちは教皇を得た):ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ」と発表された時、ヴァスーラはすぐに私(*スイスのルシアン・ロンバール)にこう言いました。「私はブエノスアイレスで彼に会いました。彼は私の話を注意深く聞いてくれました。彼が復活祭の日付を統一するその人物だったとしても、私は驚きません」。

2022年11月19日にアレテイアに掲載された、キャスリーン・N・ハットラップによる有意義な記事を以下に紹介します。

「正教会との復活祭の日付の共有について、ローマ教皇:日付を選んでください、私たちはそれを受け入れます」

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聖ペトロの場所で
AP通信/東部ニュース

キャスリーン・N・ハットラップ – 2022年11月19日

「この点について、私には言いたいことがあります。──もちろん、聖パウロ六世が当時述べたことの繰り返しになりますが。私たちには、共同で提案されたものなら何でも受け入れる用意があります。」

カトリック教会と正教会の両方が、復活祭の共通の日付を見つけるという決意について語っており、この目標はこれまでになく近づいているようです。

この11月19日、ローマ教皇フランシスコは、イラクに総本山を置く東方アッシリア教会のカトリコス総主教であるマル・アワ三世に謁見しました。

教皇は、復活祭の共通の日付を見つけるという自身の希望を保証したカトリコス総主教に感謝の意を表しました。

カトリックでは、復活祭は春分の日の後の最初の満月の次の日曜日とされています。 グレゴリオ暦とユリウス暦の使用など、正教会との日付の相違を生む要因はさまざまですが、正教会が「キリストの受難の聖なる順序を維持するためには、復活祭はユダヤ人の過越祭の後に開催されなければならない」という以前の要件に従っているという側面もあります。

日付の相違についての詳細はこちらをご覧ください(英語記事、未翻訳)。

「あなたたちのキリストはいつ復活するのですか?」

この問題の解決に向けて取り組んでいる宗教指導者には、ギリシャ正教会のヴァルソロメオス総主教、コプト正教会のタワドロス二世、教皇フランシスコが含まれています。

「この点について、私には言いたいことがあります。──もちろん、聖パウロ六世が当時述べたことの繰り返しになりますが。私たちには、共同で提案されたものなら何でも受け入れる用意があります。」

これは、1963年に公布された第二バチカン公会議の「典礼憲章」の付録でパウロ六世が述べた言葉です。

2025年? 勇気を持ちましょう……

教皇フランシスコは、「2025年は重要な年です。最初の公会議(ニカイア)の記念日を祝うことになりますが、同じ日に復活祭を祝うという意味でも重要な年です」と付け加えました。

カトリック教徒にとっては、この年は通常の聖年でもあります。この年の復活祭は、カトリックも正教も4月20日、4月の第3日曜日となります。

この合致を踏まえ、教皇は次のように提案しました。

「『あなたたちのキリストはいつ復活するのですか?』という、時に私たちを笑わせるこの分裂に、終止符を打つ勇気を持とうではありませんか。私たちが示すべきしるしは、 私たち皆のただ一人のキリストです。勇気をもって共に探求しようではありませんか。私はそうするつもりです、いや、私ではなく、カトリック教会が、聖パウロ六世の言葉に従いたいと望んでいます。私たちは賛成し、あなた方の言うところに従います。あえて夢を語らせていただくとすれば、教会史上最も長い年月にわたって分離状態にあった、愛する東方アッシリア教会との分離が、神のご加護により、最初に解決されることを願っています。」