アルゼンチンのベス・ミリアム


メンドーサのベス・ミリアム

メンドーサの新しいベス・ミリアム

概要

アルゼンチンで最初のベス・ミリアムは、ファニータの自宅で始められました。ファニータの夫カルロスと3人の10代の娘たちが手伝い、近隣の地域に住む高齢の人びとと40人ほどの子どもたちを支援し、食事を配給し、自宅のバスルームで入浴させます。子どもたちの多くが住んでいるスラム街には水がないからです。アルゼンチンの人口の50%が貧しい暮らしをしているので、この地域では多くのものが不足しています。

授業の合間に食事をする

裁縫教室

2006年5月、「神のうちのまこと のいのち」のボランティアたちとファニータは次に、ファニータの自宅近くの一軒家を借り、高齢の人びと、妊婦、赤ちゃんと子どもたちを暖かく迎え入れています。月曜日から金曜日まで、180人の貧しい人びとに3度の食事を提供します。病気の人は近くのオクタビオ医師のところへ連れて行きます。「神のうちのまこと のいのち」のボランティアたちは大人たちのために、裁縫や編み物、手仕事の教室を開き、4人の教師たちが子どもたちとティーンエイジャーたちの勉強を手伝い、彼らは学校で非常に良い成績を収めています。

ベス・ミリアムの裏庭で8月、子どもの日を祝う

ホームレスの母親たちと子どもたちのための家

このベス・ミリアムは最近活動を拡張し、現在では「ホームレスたちのための家」でのサービスを提供しています。2008年10月、1区画先にある家を借り、ホームレスの母親と子どもたちのために開放しました。捨てられたこの人びとに食料が提供され、生活の安定を取り戻すために必要な時には、住む場所も提供されます。彼らが自尊心と自信を取り戻し、路上生活で受けた苦しみとトラウマを乗り越えるまで支援を受けるのです。大人と子どもたちのために、手仕事や裁縫、絵画教室とコンピューター教室が開かれ、仕事を得てふさわしい場所に住むための支援を受けます。現在、大人と子どもを合わせて400人以上が、二つの家で月曜日から金曜日まで毎日、栄養のある食べ物を受け取っています。

ホームレスの母子たちとベス・ミリアムのボランティアたち

食事をするホームレスの子どもたち、今はちゃんと面倒を見てもらえる

庭で遊ぶ子どもたち

ベス・ミリアムのボランティアたちによる証し

このベス・ミリアムは2006年6月10日に開かれました。5月29日から6月10日までの準備期中、素晴らしい出来事が起こりました。厚紙に印刷された簡素なメジュゴリエの聖母のご絵が、その表情を変えて生きているように見え、その目が涙にあふれているようになったのです。

涙を流す聖母画

5月29日、「神のうちのまこと のいのち」のボランティアたちが祈るためにベス・ミリアムに集まり、6月10日のオープンの際に、聖母への奉献をすることを決めました。数時間後、彼らは聖母の喜びの超自然的な現れに驚きました。二日後、同じ奇跡がまた起こったのを多くの人びとが目撃しました。
「聖母の額が濡れており、まるで汗をかいているかのように見えました。そしてその目は空のように澄み切った明るい青色をしていました。涙の粒が頬をつたっていました」
この新しいベス・ミリアムにいた司祭とボランティアたち、客人、友人たちは、聖母がそこにおられ、この新しいご自分の家で生き生きと活動しておられ、彼らの慈善の行いをとても喜んでおられるのを示されたとを理解しました。さらに、聖母は聖母のしるしを信じ、その涙に心を動かされ、聖母とその愛する御子をお慰めするためにどんなことでもしたいと望む子どもたちを探しておられます。ファニータは言いました。
「聖母は、私たちの間における聖母の生ける現存を確証され、このベス・ミリアムが聖母のお望みであり、私たちの奉献の行いが聖母をとてもお喜ばせしていることを確証されたいと望まれたのです!」

ボランティアたちと聖母画を持つファニータ(左)

6月10日、ベス・ミリアムを開いて祝福する前に、近くのヌエストラ・セニョーラ・デ・カロッディリア教会でミサが執り行われました。主任司祭はベス・ミリアムのボランティアたちだけではなく、そこにいたすべての人びと、大人も子どもも、男も女も、自分自身を聖母に奉献するように招きました。