セオドロス・コンティディス大司教の悼辞

「神を忘れてしまった人々に、神である私は彼らを忘れないと伝えなさい」

これは、何年も前に同僚の神父が、このシンプルな言葉がどれほど真実で美しいかを私に強調するために『神のうちの真のいのち』の本から引用した最初の言葉でした。

それ以来、ヴァスーラのメッセージとの関わりが始まり、後にヴァスーラ自身との関わりが始まりました。

ヴァスーラによって書かれたメッセージのおかげで、多くの人々が再び神を思い出し、神のもとに戻りました。多くの人々の信仰が新たにされ、よみがえりました。

多くの人々が、神は抽象的な概念ではなく、遠く離れた無関心な創造主でもなく、常に私たちのそばにいてくださることを悟りました。

また、教会や教会の伝統のおかげで、より完全なキリスト教の生活を得た人もいましたし、祈りと秘跡に戻った人もいます。

私は困難な時、神が近くにおられることを感じたい時、祈りとともに『神のうちの真のいのち』のメッセージが、神の身近さ、キリストの慰めに満ちた現存を与えてくれたと感じます。それは愛と、私たち人間を見守ってくださる配慮の現存です。燃える愛に満ちたキリストの心を思い起こさせる言葉です。悔い改め、一致、兄弟愛、そしてイエス・キリストとの継続的な交わりを呼びかける言葉です。

どうか私たちの聖なる神、御父が、姉妹ヴァシリキ・リデンをその御許で休息させてくださいますように。

キリストが常に私たちの人生の道しるべでありますように。キリストはまことに道であり、真理であり、いのちです。

そして、神を忘れてしまった兄弟姉妹たちに、神は決して彼らを忘れてはいないことを伝える責任を、私たちは自らに課します。

セオドロス・コンティディス大司教

アテネのカトリック教会の大司教、ロードスのカトリック大司教区の教区管理者