油注がれた者の幻
1987年6月26日 in ノート13
(バンコク)
(午前七時半に、色鮮やかな一つの雲を見ました。目を奪うような美しさでした。すると、そこから五つの光線がまるで星のように姿を現したのです。私が「見て!」と言うと、誰かの手が私の背中を前に押し出しました。するとさらに変化が起き、一つの光線の上に一本のろうそくが現れたのです。私はまた「見て!」と言いました。背後の手が私を押したので、私はひざから倒れてしまいました。でも、誰がそんなことをするのかとわざわざ振り返ったりはしませんでした。目の前の光景を一瞬たりとも見逃したくなかったからです。五つの光線はそのうちくるくる回り出し、そのスピードで一つの光る輪のようになりました。すると突然、その光る輪のちょうど真ん中からイエスが現れたのです。私は「見て!」と言いました。すると、誰かの手がまたも背後から私を押したので、今度は地面に手を突いてしまいました。突然、イエスを礼拝する何百もの声が聞こえてきたのです。彼らはただ、「イーエース」とずっと言い続けていました。その後、イエスの姿が消え、代わりに別の光景が現れました。もう一度「見て!」と言うと、あの手が私を押し、私は地面に突っ伏して、今やひれ伏した状態になり、頭だけを持ち上げて最後の光景を見上げていました。誰かが五人の人たちに取り囲まれ、ひざまずいている姿が見えました。その場面の正面には、まばゆいばかりの銀色の聖杯がありました。五人の真ん中でひざまずいているその人に、その五人が何かをしています。その時、油注ぎという言葉が聞こえてきました。その途端、すべてのものがぱっと消えたのです。)
私の神よ、あなたが与えてくださった夢が理解できませんでした。
知恵があなたを教え導くであろう。