1996年3月のメッセージ

私のやり方は優しく、愛深く、完全である 世界の回心のために祈りなさい

1996年3月26日 ノート83

ああ、来なさい! 罪の洪水があなたたちを襲う前に! あなたたちを救うことができるこの箱船1 に入ってきなさい。耳をかさなかったノアの時代の先祖たちのようであってはならない。箱船に入ってくるなら、荒れ狂う罪の大水から逃れ、罪の洪水で滅ぶのを免れよう。さあ、彼女に信心を献げ、共贖者の約束された子供となるように。

彼女への信心は、私に献げる信心となる。彼女の心を称えてなされる信心はどれも、大きな響きとなって私のもとに達しよう、なぜなら、私たちの一致はそれほどまでに完璧なのだから。聖母のみ心への信心を通し、私の定めはどれも、彼女の光に照らされるならいっそうよく理解される、あなたの足取りがみ心に案内され、恵みの座ご自身が、あなたの手を引いて下さるがゆえ。聖母のみ心に信心を繰り返し献げるあなたたちは、どれほど祝福されるだろうか!

天国への道を示し、母の愛をその子どもたちに示される、まこと祝福された、お方のもとに来なさい。贖い主の共贖者のもとに、来なさい、そのみ心もあなたのために献げられて刺し貫かれ、愛に燃えさかっている。私の心のそば近く、燭台の明かりのように明るく、うちにも外にも輝き放つ、このみ心を尊びに来なさい。

もし「彼女の心に用はない」と言うなら、実際には「主の心に用はない!」と言っているのだと知りなさい。知るように、ひ弱な人間よ、私の聖心と御母の汚れなきみ心は完全に一つなるがゆえ、これら二つの神聖な心はその全き一致のうちに、一つとなっている。はっきり言っておく、彼女のみ心を認めるなら、私の心を認めているだけでなく、御父の心をも認めたことになる。私が御父のうちにあり、御父は私のうちにおられると言ってあったであろう? 私が御父のうちにあり、御父が私のうちにおられるなら、私の心は、御父のうちにあって、御父のお心も私のうちにある。私たちが分ちがたく一つではないと言うなら、みことばを否定することになる。あなたの霊の奴隷となってはならない、この世の議論にも打ち負かされてはならない。

教えてほしい、マリアのみ心のような心を持つ被造物が、どこにあろうか? マリアのみ心のような心はない。始めから完全であって、生まれながらに汚れなく2 、恵みに満たされ、その恵みは天使たちの恵みにもまさるもの。それゆえ天使たちは群れなして互いに尋ね合った。「ベールのかげにおられる、このお方はどなた?」「彼女が通られるとき、山々の峰が頭を低くたれて挨拶するのはどうしてか?」

「お心に染み一つなく、これほどまで神のお気に召すお方はどなた?」「彼女が通られるとき、神の被造界があまねく眼差しを下げているのを見たではないか?」「泉のように、ご自分の恵みによって園を肥沃にし、生ける水の泉となられたお方はどなたか?」「神の愛によって本当に清らかなお心で、昼も夜も、夜も昼も、神を慕い求められながら、至聖なるお方と全く一致しておられる、この方はどなたか?」「功徳と恵みをこれほどまで多く持っておられながら、謙遜で、至高なる神の眼差しを一身に集めておられるこの乙女はどなたか?」私の天使たちの多くは感極まって、言葉を失い、黙していた……

太陽をまとう女性

1996年3月20日 ノート83

(このメッセージは3月20日から26日にいただきました。受胎告知の部分は1996年3月25日です)

私は主のはしため、お仕えするために参りました、荘厳なお方よ。あなたがおられないなら、私は無にすぎません、私の魂を、ただひたすら満足させるお方よ、耳を澄ましております。

愛する者よ、来て学びなさい。誰が私をいちばん歓喜させたか? 私をいちばん歓喜させたお方が誰か教えよう。それは、新たなエバ。そうだ! 太陽をまとい、月の上に立ち、頭に十二の星を冠とする女性1 。天とそこにあるすべて、地とその抱かれているすべて、海とそこに抱かれる2 すべての造り主なる私は、これらいっさいの上に3 この女性を立てた。

天の元后は、常に至高者の玉座を前にしておられる。天が地より高いと同じほど、その名は偉大、その名は光の衣装をまとう。聖なる名。

神の母

を身に付けたお方に、世界はあまねく膝をかがめるように。その無原罪の胎に、汚れない小羊なる私を受け入れ、神殿のための神殿となって、私の誉れとなられた。来て、彼女を讃える新しい歌を歌うがよい、地上に住む皆よ、神-人とも4 なった私を身ごもった胎、祭壇であられ、汚れなき御心をたたえるがよい。この太陽をまとう女性ほど、私の誉れとなった者はいない。

そう! この女性は全き愛のうちに華麗な美をたたえ、そこを通られるなら、どの島々も、山々も、丘も、谷も泉も、深く頭を垂れる。そして昨日と同様、今日も、まこと麗しい愛が地上を通られるときは、私の天使たちに付き添われ、天使たちの目は御父の傑出した美である崇むべきお方、おとめのうちの最も聖なるお方を絶え間なく誉め讃え、感嘆して眺める。このお方が地上を通られるときは、慈悲深く介入なされ、あなた方の懇願にお応えくださる。

言わせてほしい。私の聖心はあなた方の天国。楽園であって、 あなた方の王国。嗣業の地、永久の安息の地。これほどまでに愛するこの心に、近づきなさい、そうするなら、私の心より、あなたの心に豊かな祝福を注ぎ出し、その魂を春の晴れわたった日のような無上の祝福に変え、象牙の塔、私だけの天国に変えよう。この私の愛を誰が疑い得よう? ああ、愛する者よ、私の愛を疑うたびごとに、私の悲嘆によって太陽は暗やむ……

今日は、大いなる愛をもって、御母5 のお心を顕示したい、

「ああ、御父の傑作6 ! ああ、ヤハウェの崇高な傑作よ! 私の聖霊の浄配! 光り輝く聖櫃よ! 愛する者7 に愛された、あなたのお心は私たちと一つ! お心は、囲われた私の園、封印された泉。お心は園を肥沃にする、泉。お心は、愛すべきお方よ、私に栄誉をもたらした私の玉座。この聖心の心よ、私たちの現存、私の全天の王宮の現存のうちで私が戴冠したお方よ8 、私の被造物の誰が、お心を拒めよう?9  あなたこそ、美徳をしっかりまとった、力ある箱船、私の新しい歌10 、竪琴、私の砦よ、天と地の造り主はあなたの気高さに魅了され、私たちの現存のうちに立ちながら、あなたの加護を呼び求めるすべての人のそば近くにも、あなたは立っておられる。ところが人はどうして、これほど身をやつしてまでも、偽りの道をたどってはお心を否むのか?」

被造物よ、私が、この方のお心の心だとは聞いていなかったか? この方の魂の魂、この方の霊の霊だとは? 私たち二人の心が一つに結ばれているとは聞いていなかったか? 贖い主なる私の心を思ってほしい、すべての星座を合わせたよりも、人類の上に明るく光り輝く元后なるお方の心を思ってほしい。それは太陽よりもまばゆく輝いている。その独特な完全さゆえ、私の栄光のように光輝く。あなたの神を宿すせいひつなる方を思ってほしい。私が私の玉座を重んじると同様、よく考え、この方も重んじるように。

こうは尋ねないでほしい。「至高なるお方が、天の王宮でこんなに高い座をこの女性に与えておられるとはどうしたことか?」見よ、彼女を、私の天使たちと被造界の元后として任命しただけでなく、私の玉座ともなっていただいた。万物の主なる、私が、私の聖心のうちに第一の場所を、この女性に与えたがゆえ、天と地の元后は、王の王が座す玉座でもある。

輝く王冠となるべく生まれ、ダビデの血筋により肉となった真の光を宿す器となるべく生まれ、私の栄誉、そして誇りとなるべくお生まれになったこの方に、聖霊は、御父と私をともない、こう言われた。

「恵みあふれるマリアよ、私たちがともにいます。どんな秘密も、あなたには隠さない、私たちの息吹は、あなたの息吹となる、私たちの栄光の全き発露、慈愛の肖りなるマリアよ、そのお心には、私たちの平安を与えよう、その全き心のうちにいて、私、神の独り子は、勝利をおさめる。私たちの心は、神の愛が燃えるかまどなる、あなたの心となり、私たちの魂は、神々しい宝、楽園なる、あなたの魂11 となろう、そして私たちの霊は、あなたの霊となる。そう、私たちと結ばれた誰であろうと、霊が私たちと一つなるがゆえ」

この方こそ、私たちがこうして豊かに恵んだお方、かくも大方に拒まれながら、あなた方の目の膏薬、傷口のバルサムとなり、皆の嘆願を、永遠の父に慈しみ深く嘆願される。魂の執り成し手、擁護者なるお方。

ひ弱な人間よ……私の魂の配偶者は神殿なる私の神殿、弱いみじめな者たちの約束の地、私の永遠の光を反射するお方。あなたの慰め手なるお方は、あなたが悲しむときの慰めであられる……人には何が言えよう? 幕屋に住まう人間に何が言い得よう? 魂が罪の重荷にあえぐ中、その滅びゆく体で、どんな天的なことを、全能なる父のみ手がなされた御わざを見いだせよう? あなた方は、人間よ、光も認識もないまま、自分の思いに支配されている。

人間よ、今日は心を開くように、そうするなら、測り難いあらゆる神秘が、三たび聖なる私の神聖な光のうちに現されよう、そして太陽をまとう女性が誰であるかを理解しよう。そのときあなたは全身が引き上げられ、祝福された心のうちで最も祝された心、聖人たちの間で最も聖なるお方、尽くしがたい愛をもって燃え、その火が煌々と輝く比類ないお心を目の当たりにして、心は歓喜し、魅了されよう。そのとき、私の友よ、徳とは何であるかを理解し、この徳に満たされたおとめの心に、神なる私がどのようにして神-人となったかを理解する。あなた方は、救い主の母、預言者たちの母、弟子たちの母、カリスマの母、勝利の御母を目の当たりにしよう。他に並ぶ者ない贖いの母を、真のぶどうの木が植わる、ぶどう畑、すべての人を私のもとに運ぶ道への道、天国に大きく開かれ、誰もが入っていける、永遠のいのちを授かる門を。

──私の心が、常に彼女の心で和らぎを得、その心に好意を示してきたかに気づいたか? あなたの王を身ごもったこの心が私に求めるものが何であろうと、どうして拒めよう? 御母の心を祝福するなら、私の心を祝福しているがゆえ、すべての信徒は彼女の心を祝福する。ひとたび御母を知るなら、元后にふさわしく愛すべきお方とあなた方は宣べ伝えよう。そこで被造物よ、このお心を前にして、眼差しを上げなさい、そうするなら約束する、あなたはますます輝きを放つようになる。心は、み心の竈にまで引き上げられ、悦びに高鳴り、満たされる中、愛の大海原に身を任せるようにして、み心に分け入ろう、そのみ心の富とはあなたが近づいていく海、そしてひたひたと押しよせる海原のように、広大。天と地の富はあまねくそのみ心のうちにあり、一切はあなたのためとなり得る!

いまだ夜闇が、その思いと心を覆っていたとしても、起き上がりなさい! 起きて、み心の輝かしいお姿に眼差しを上げなさい、多くの預言者がその時代に見たくとも、見るを得なかったそのお姿を仰ぎ見て。起き上がり、至聖なる三位一体への賛美なるお方に、新しい讃歌を歌いなさい、こう唱えるように。

「兄弟たち! 姉妹たちよ! 恵みの中の恵みなる方の、マントに包まれなさい。来て、元后の光に包まれなさい。さあ、聖霊の影に覆われた方の影に、私たちも覆われましょう」。彼女の光を国たみが訪れ、王たちが彼女の曙の輝きを訪ね来て、やがては私の心をともない、彼女の心が勝利するとは聞いていなかったか? それは心の富む者たちには謎ながら、貧しい者、謙遜な者たちにとっては、待ちに待った祝福である……