親愛なる各国連絡担当の皆様
主はヴァスーラをその御腕の中へと呼ばれ、預言者がこの世を去って永遠の世界へ行く際に受ける報いをもって彼女を受け入れてくださいましたが、その前の最後の瞬間について分かちあってほしいとのご依頼が何人かの方々からありました。
ご存じの方も多いと思いますが、ヴァスーラはギリシャのロードス島で、夫のペルと共に晩年を過ごしていました。 彼らの個人的な趣味を反映した美しい装飾が施されており、ペルがアフリカやアジアなどの異国にある発展途上諸国で働いてきた長年の海外生活の思い出を反映した美しい家に住んでいました。その家には、ヴァスーラが描いた美しい絵画だけでなく、美しいイコンや御像や聖品が飾られていました。これらは、ヴァスーラが長年にわたって宣教活動を行っていた間に贈られたものです。ペルは2021年7月に主の御元で眠りにつきました。 ヴァスーラはペルが担っていた家の務めの多くを引き継いでいました。
ヴァスーラの家は、預言的なメッセージを受け取る場所であり、多くの聖なる典礼が執り行われた場所であり、また、黙想会が開催される場所でもありました。同時に、ロードスのグループ(ヴァスーラはそれを「彼女のグループ」と呼んでいました)がロザリオを唱えながら毎週祈りの集いを行っていた家でもありました。
入院する数週間前、ヴァスーラは初めて自身の病気について知りました。夏の間、彼女は何度も「とても疲れている」と口にしていました。これが診断を受ける前の唯一の症状でした。体調が不安定で、医師の診察を何度も受けていたにもかかわらず、入院する二週間前、ヴァスーラはベアトリスと協力して、スウェーデンの「神のうちの真のいのち」センターに送る品物(聖像、聖遺物、宣教活動からの贈り物)を選ぶ作業を丹念に行いました。 また、宣教活動で撮影した多くの写真に時間を費やして目を通し、スウェーデンのセンターに送る写真を選びました。
ヴァスーラが入院中、手術を受ける前に胆管にステントを入れる処置を試みられましたが、失敗に終わり、大変な痛みを伴いました。手術までの間、彼女は体力を回復させるために抗生物質と輸血を受けました。その間、彼女はその痛みを罪人の回心と教会の一致のために捧げました。体力が回復し、手術を前にした彼女は、元気で幸せでした。愛する家族やロードス島やアテネの友人たちに囲まれていました。
彼女は友人や介護者たちと一緒にロザリオを祈り、彼らとの交わりを楽しみながら、彼らに最後の指示や助言を与えていました。 ヴァスーラがロザリオの祈りを終えた後に開いた聖書の箇所を皆さんにもご紹介したいと思います。 彼女はその箇所を読み、ロードス島の信徒たちに、この箇所を「神のうちの真のいのち」の共同体と共有したいと伝えました。
ヴァスーラが私たちに共有したいと望んだ聖書の箇所は、「聖パウロのフィリピの信徒への手紙2章1節から4節」です。
「そこで、あなたがたに幾らかでも、キリストによる励まし、愛の慰め、“霊”による交わり、それに慈しみや憐れみの心があるなら、同じ思いとなり、同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、わたしの喜びを満たしてください。何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。」
この一節は、主が私たちに何を求めておられるのか、そしてどのように行動すべきかを明確に示しています。
さらに、ヴァスーラが最後に共有したいと願った一つの願いをご紹介します。ヴァスーラは、各国の「神のうちの真のいのち」の読者の会が引き続き福音を宣べ伝える活動を続けてほしいと言いました。多くの証し人がおり、その中には彼女自身が任命した者たちもいると述べました。ヴァスーラは私たちが宣教を続けることを強く望んでいます。アーウィン(宣教のコーディネーター)に連絡を取り、近隣の証し人や宣教の具体的方法について詳細を尋ねてください。また、Zoomのミーティングでアーウィンが共有したように、家に人々を招いてヴァスーラの講演の映像を共有するなど、メッセージを広める方法は他にもたくさんあります。詳しくはこちらからメールでアーウィンにお問い合わせください:
最後に、マグダ・スカロヴァ氏とそのチームがヴァスーラのために作成した美しい埋葬式の動画をご紹介します。この動画を、祈りのグループやSNSでぜひ共有してください。
神の祝福を
テオドラ