【2019年ギリシャ巡礼】聖エフライム
2019年9月23日 in お知らせ
聖エフライム修道院はネア・マクリのアモモン(ギリシャ語で無原罪)山にあります。修道女マカリア・デシプリが1950年に見た夢の中での啓示によれば、聖エフライムは1384年にテッサリアのトリカラで生まれました。彼は修道士になり、修道名としてエフライムの名を取って、当時聖母の受胎告知修道院があったアッティカに移住しました。
この修道院は1424年にオスマン帝国の部隊に襲撃され、破壊されました。エフライムは脱出し、修道院の廃墟の中で隠遁者として生きるために命を懸けました。1425年9月、彼は別のトルコ人の急襲によって捕らえられました。彼は捕虜となって8ヶ月以上の拷問を受け、最終的に1426年の5月5日に拷問死しました。
聖人が吊されたと信じられている桑の木は、今日では再建された修道院の中で崇敬の対象として展示されています。シスター・マカリア・デシプリによれば、聖人は、彼の遺骸がどこで発見されるかを正確に指し示したと言い、現在そこは教会になっています。
それ以来、地元の人々はそこで祈り、多くの奇跡を取り次いだ聖エフライムを崇敬しています。毎年、ギリシャ全土と世界中から巡礼者が奇跡を願い、祈るためにここを訪れます。この広大な地区の静穏さは、霊的な刺激を与える平和なもので、辺り一帯が木に覆われています。