ジェレマイア・フェレンズ大主教

南アメリカのウクライナ独立正教会の大主教

「神のうちのまこと のいのち」の証し

lebanon2010_12「主イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)の恵み、神の愛、聖霊の交わりが私たちと代々に共にありますように」

キリスト教のこの第三千年紀において、世界は神が聖書で予告された黙示録的な現実を経験しています。自然環境の激変、暴力、テロ、戦争、紛争、憎悪、貧困、神の似姿として造られた人間の尊厳の低下が、日ごとに人類を不安と恐怖に陥れています。自身の造り主から離れてしまった人類は、危険と恐れの中で生きています。神は預言者を通して、また独り子であるイイスス・ハリストス(イエス・キリスト)を通して語っておられますが、人類は神のメッセージを聞く代わりに、自分たちの野心に従っています。

『神のうちのまこと のいのち』の運動は世界の関心を引き、多くの教派のキリスト者たちの好奇心を喚起しました。世界中のあらゆる所で、何千もの人々が栄誉を授かったのです……ヴァスーラさんから発信されたメッセージを読んだ後、神の恩寵によって恵みを受けて。人類への最も大きな祝福とは、回心の恵みです。神は私たちに悔い改めて回心するように絶え間なく呼び掛けておられます、神の似姿として造られた私たちの霊魂の敵が、私たちを破壊してしまわないように。

『神のうちのまこと のいのち』の中には、放蕩息子のようであったのに、父の家に帰って来る多くの人々がいます。

昨年、2005年5月にシリア・レバノン、ヨルダンで行われた『神のうちのまこと のいのち』の超教派巡礼は、ハリスティアニン(キリスト者)の一致の明白な証しです。その目的はイイスス・ハリストス(イエス・キリスト)における一致です。私たちは神の恵みに触れ、導かれるのを感じ、忘れられない時を過ごしました。

私はヴァスーラさんを祝福し、保護していただくよう神に祈り、御父に乞い願います。彼女がいつも力強くあり、勇気と識別を持ち、神に照らされて、この崇高で困難な使命を忠実に果たすことができますように。

使徒の祝福と共に。

ジェレマイア・フェレンズ大主教
南アメリカのウクライナ独立正教会の大主教