ユリアン・ルジツキ神父からのメッセージ

「恐れることはない」

「天使は婦人たちに言った。『恐れることはない。十字架につけられたイエスを探しているのだろうが、あの方はここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。』イエスは言われた。『恐れることはない。』」(マタイ 28・5-10)

日本の友人の皆様、ご復活おめでとうございます。また今日、主のいつくしみの祝日に、憐み深いイエス様に心の底から「イエスよ、あなたに信頼します」と言いましょう。私たちのために十字架の上で命を捧げてくださった、優しいイエス様には、いくら信頼してもしすぎるということはありません。

ウクライナは一番綺麗な春の季節で、すべての木々が満開、庭の花もきれいに咲いています。すべて生きるものは大いに喜び、私たちに歓喜の歌を歌うように誘います。しかし、全世界はコロナウイルスに脅かされています。今朝の9時頃、シスターたちの修道院まで20分間の道を歩いた時も、犬が一匹、そして人間は三人しか出会いませんでした。教会も閉じてしまい、信者の為のごミサはありません。隠れているかのように、三人のシスターたちのためにいつくしみの主日のごミサを捧げました。全世界がコロナウイルスのために恐怖に襲われているからです。ここで私も、イエス様、天使たちの言葉を言いたいのです。恐れることはないと。まして、恐れてはいけません! なぜなら、イエス様は死の恐怖をつかさどる悪魔に、十字架の上で打ち勝たれたからです。「死をつかさどる者、つまり悪魔をご自分の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放されました」(ヘブライ 2・14)。 キリスト信者にとって、復活されたイエス様が死を滅ぼされたのですから、死など恐れることはない。「どんな事があっても、反対者たちに脅されてたじろぐことはないのだと」聖パウロは強調します(フィリピ 1・28)。 私たちは「天地の創造主、全能の神である父を信じます」という信仰宣言を唱えます。口先だけではなく、心の底から唱えるなら、すべての恐れを追い出します。なぜならコロナウイルスも、悪魔の支配ではなく、全能の神である、私たちを無限に愛される御父の支配の下にあるのですから、恐れてはいけません。

最後に、ロザリオの聖母、マリア様に守られて、汚れなきマリア様の御心のうちに一番安全な避難所がありますから、その逃れ場に行きましょう。

お祈りを込めて
ユリアン・ルジツキ神父(ドミニコ会)

ウクライナ、チョルトキフにて 2020年04月19日