2001年のメッセージ

2001年3月1日 in ノート103

(2001年3月/4月)

主よ、聖書はこう言っています。実際には、こう仰しゃったのはあなたです。「言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。」

そして啓示を終わったものとして話し、聖書を文章の保管物として扱うのは間違っているということもよく知られています。あなたは生きて活動しておられ、聖霊を通してご自分を顕し続けられます、決してそれをおやめになることはありません。キリストよ、あなたは御父の十全かつ完全な啓示でいらっしゃいます。ですから「complere」という表現もあるのです。だからといって、あなたが最後のお言葉を与えられたという意味ではありません。

平和を、私の子よ、真理の聖なる霊は、決して証しするのをやめることはない。

もう一度言っておく、「心の清い人は幸いである、その人たちは神を見る」。見えない者には視力を与えるが、知恵ある者や頭のよい者が知識の扉から入ってくるのを私は防ぐ。この扉から入るなら、光と私の言葉すべて1に対する理解力を得る、そして私の現存を認知する……だが、自分自身の栄光に浸る者たちはこの扉の外にとどまる2。その者は暗闇の中に留まっている。肉は肉であり、肉の視覚を持つだろう。だが霊によって生まれた者は視力を得て、神に見える。

私の魂の栄冠よ、あなたの中で私がいっそう流れるように。私を仰ぎ見て、自分自身と持てる一切を私の意思に託しなさい。もっと熱心になってほしい。迫害者たちの言葉に耳をかして、私の与えた恵みを「値打ちがない」と言って、脇に追いやってはいけない。 聖なる者があなたの前にいる、世代よ、源泉が、暗がりの中にいるあなたに届こうと、はるばる身を屈めている。もうこれ以上悲しみ憂えることはない、私のうちに避難するよう、私が招いている、世代よ。

だから来なさい! 闇の中にいるあなたに、希望だけでなく、信仰と愛も生き返らせようと、啓示の光を与えてきた。私はあなたたちを救うつもりだ、誰にも私を止められない。あなたの時代はいつくしみの時代、だからこそ地上に私の言葉を送った、それは啓示の光であり、見えない人びとに視力を与える。神はいたわりとあわれみ、怒るに遅く、忠実な愛に溢れている、このような私が全被造界を抱擁していると、聞いたことがなかったか?

*聖書。  *1 ファリサイ派の人たちのように。 

私は 偉大な事柄を、世代よ、あなたの霊に伝えてきた、しかしその最大のものは 私自身を顕したこと。神である私のたび重なる訪問は、あなたの王の忠実な愛を示す贈物。あなたを救い出す神を、地上よ、誉め称えなさい! 天は私の栄光を宣べ伝えている、そう、天穹はあまねく私のわざを宣言する! 三位一体の神への信仰がほとんどなくなり、神と隣人への愛が冷え切ってしまった、このあまりに悲惨な時代に授けている、驚嘆すべき知識ゆえに 私を賛美しなさい。

それでも、何があろうと、私の聖霊は愛を注ぐのを決してやめない。 そして私たち自身をあなたたちに与えるのを差し控えたこともない。悦びのうちに私は 私の賜と宝を 誰にたいしても公然と現してきた そして震える唇と心をもって、あなたに私の聖性を知らせ、私の心の深淵をかいま見るのを許して、どれほど栄えある宝が、この悪意に満ちた反逆の時代のために取っておかれたかを示した。

私の富を観想しなさい、私の栄光の光を観想しなさい。なぜならこれこそ あらゆる神学を越えるものゆえ。さて、私の聖心の富に関するいくつかの言葉を明確にし 英知の深みへ、そして私自身に関する知識の深みへと霊魂を進ませるために、娘よ 知性の目を開き、私があなたに注ぐ光をすべて吸収するように求める。私の知識をあなたに伝えることができるように。

繰り返し同じことを言っていると、人には映るかもしれないが、私の教授法は申し分なく、その教えは魂にとってきわめて有益なもの。私の宝がいかに値打ちあるものかを分らせてあげよう。最も高貴で計り難い宝とは、あなたの神を三度聖なる者として知ることだと、銘記するように。この宝によってあなたは、神との親密な友情、ひいては神ご自身を得るのだから。

他にも数多ある宝のなかに、徳の小道という宝がある。この徳の小道は 御父が敷いてくださるもの。それはサファイヤを敷きつめた小道、天国への喜ばしい入城となる。天国に、そして私の王宮に入って行き、あなたもその一人と見なされて、天使や聖人たちの間を行き来できるには、その心が、私の聖なる意思に向かっていて 完全だと見なされなければならない。この小道は、誰の手にも届くところにあり、いのちへと続くこの小道に入っていくかどうかはあなたにかかっている。私を選んで、徳の小道に入って来るなら、直ちにその顔は輝く、そしてあなたが三たび聖なる私の名をほめ称える中、私はこの小道の果てにいて、萎れることない薔薇の蕾の冠を被せようと待ちかまえる。

来なさい、そして神の神秘的事柄など知らないとは言わないように。聖性を報われる希望などないとは言ってはならない。永遠のいのちある聖なる者として、あなたを創造したのだから。地上にいながらにして共に治めるようにとあなたを創造した。徳の小道という宝を受け取るなら、私は あなたを神の似姿になし得る。この宝を受け取って用いる者は幸い。

敷きつめたサファイアの上を歩きながら、あなたの心には希望が点る その労苦が役に立って。あなたが成し遂げたことは、あなたの聖化と私の栄光、および私の玉座にとって益となろう。私の聖なる道連れとなるがゆえ、あなたはもはや真理の道から逸れることはない。私があなたの霊的指導者となって、その歩みを私の王笏で導く。至高者が共にいて 至高なる者の権威があなたに臨み、その足もとを光が照らそう。

徳の小道を歩むのを選ぶなら、私が王として君臨するのを選んだことになる。かくして聖霊は、あなたに知恵を授けよう、善人の道を歩もうとあなたが選び、義人の道を熱心に求めたがゆえ。私の聖心の 数え切れないほどの宝を見よ。ここまでは神への知識と 神を理解するという宝について教えてきた。それから慈悲という宝、次に親密さと神をどう所有するかという宝、次に、徳の小道という宝についても。今度は、聖霊に由来する希望という宝への理解を授けよう。

希望は心に歓びと慰めをもたらす。そして考え得る限りのあらゆる辛苦を心が負っていようと、聖霊を運ぶ者3はその一切を乗り越える。なぜなら聖霊は、慰めと愛の讃歌をうたって聞かせ、こうして苦難を乗り越え 霊を引き上げる手助けをして、元気に威厳をもって歩ませるゆえに。希望は、それゆえ、聖霊からの賜。

多くの心を捕らえながら 神との出遇いをもたらさない、この世の富に希望を置きながら、それでもなお幸せを感じられようか? こうした富がとこしえには永らえず 永遠のいのちも栄光ももたらさないと知ったなら? 否、霊魂がこの世の富にだけ捕われているなら、誰も幸せではあり得ない。その結果はにがよもぎのように苦々しい。しかし私に顔を向ける人は幸せ。その貧しさを通して、私が富んだ者にすることができる。私の心のうちに含まれるすべての富によって私は、その人を豊かにできる。

私の心のうちには一切の幸せへと導く小道がある。希望という宝を見いだすなら、自分の笑い声が全身にさざ波のように広がるのが聞こえてこよう、その笑い声を聞いて 天はこぞって歓ぶ。もはやあなたの眼差しはこの世の汚れた富には注がれず、天の麗しさをまとった王の上に注がれるであろうから。そう、かつては偶像とした銀や金を、不浄と見なすようになる。そのとき、あなたの希望 護り手でもある聖霊が あなたのうちにしっかりと住まい あなたも聖霊のうちに住うがゆえ、あなたを囚人としていた大蛇は二度と決してあなたのうちに巣喰うことはない。気がつくとあなたは 喜びの叫びをあげている、永久に及ぶ歓びが、その顔に刻まれて。歓びと楽しみがあなたにつき従い、悲しみと嘆きは終わりを告げる。そう、希望という宝は、霊を慰め励ます。

祈るならば、理解力が与えられると聖書には書いてある。もし今日までも私を理解していないなら、それは祈っていないため。私はここにいる、与えるべき金銀も他のどんな宝石も持ってはいないが、代わりにかけがえないものを持っている、私の心と、そのうちにある尽きることない宝を。

生まれたての赤児の産声が 聞こえてこようか? あなたは自ら進んで 私から生まれてくれるだろうか? もはや私の言葉を理解したであろうか? この闇の一刻一刻が過ぎ行く中、あなた方を見護るよう私の天使たちを送って門を見張らせているのに、愛する者たちよ、気づいただろうか? 私の救いの手を持って信頼するように。あなたの希望なる聖霊が私の名を額にしるして、あなたを元気づける。

聖霊のおられるところには自由があるゆえ、心に希望を得たあなたは常に自信に満ちていよう。光と闇は共通するものが何もないが、希望と絶望も同様である。聖霊はサタンの仲間ではなく、希望を保証されているあなた方は、実際はサタンである絶望とは一切縁がない。

希望という宝をいただいたあなた方の顔は輝き、私の荘厳と光輝を帯びる。そう、あなた方は皆、私の栄えある似姿に変えられて 輝き出そう。この似姿は私の心にとってのみ描けるもの…だから希望の霊を心から希い求めなさい それはあなたの霊のうちに輝きを放ち、神を楽しむという天国の悦びに引き入れるだろう……

栄光の高みより声が発せられ あなた方の時代に取っておかれた宝があると告げている。こうは言わないように、「私は探したが、見つからない」と。雲のようにあなた方の頭上を私は進み行く、それでも私が見えないと多くは言う、世代よ。あなたたちはこの世の富の間をあてもなくさ迷う、ところがあなたに降り注ぎ 荘厳なる私をまとわせてくれる霊的な宝に関しては 注意を払おうともしない。

神なる私の眼差しで見るように、あなた自身を見る恵が与えられたなら 嘆いて胸を打ちつつ砂漠を目指すだろう。その哀れむべき姿に動転して。しかし私をまとうあなた自身を見たなら、言っておく。私の偉大さを絶え間なく宣言しよう。読まなかったか、「あなたの敷石は紅玉、基礎はサファイアの上に据え、胸壁はルビーで、城門はクリスタルで、そして城壁全体は宝石で造ろう4」と?

私の心を認知するなら 驚くべき刷新をとげるのが分からないのか? そして廃墟から建て直されると? 私の聖なる英知がこう述べたときに理解しなかったか、「あなた方は全きものの上に基を置くがゆえ、その息子たちはヤハウェ に教わり 豊かな繁栄をとげる」と? 「私は今、全てではないが、あなた方を変容させ、神化するために、これらの宝を現している。耳を傾けるなら、霊魂は栄え、生きるであろう…私の心のうちには計り知れない宝があり 金を払わずとも皆に与えてきた。そして、大地が芽を育み、生い茂らせ 種子播く人には種子を与え 食べる人には糧を与えると同様、私の口から出る言葉も空しくは、私のもとに戻らない、それは私の望むことを成し遂げ 与えた使命を必ず果たす。5

あなたの手に活力を与え 私の衣の裾をしっかりと握って放さないように 言葉を与えた。これからはその足で徳の小道を追い求め もう少しだけ身を屈めて耳を傾けるなら、聖なる英知と英知が語る言葉を理解しよう。来なさい、この荒野でいまださ迷う者たちよ、私のもとに来て平安を受けなさい、私の子よ、あなたはまことに私の子どもゆえ、そうするならあなたの霊魂と心は 開花する。

わが賛美のテーマよ、全世界の王であるだけでなく、
天国においても荘厳にして至高なるお方よ、お教え下さい。

人間に一瞬でも思いをかけて下さるのはなぜでしょう?
それでも、あなたは栄光と荘厳の冠を 私たちに授け
あなたの王国を分かち合うようにと
絶え間なく呼びかけては、
私たちが 神にはほとんど劣らない者として造られたことを6
今再び思い出させておられます!

私の聖なる名のために、私は天より荘厳なる栄光をもって、あなた方皆を救う私の力とあわれみをはっきりと示すとともに、それを解き放っている……

あなたを祝福する……ic

(このメッセージを書き終えるのには数週間かかりました。)

霊的な一致

2001年12月10日 in ノート104

ああ、主よ、騙されてはいないかとひどく恐れる時、私を引き上げてください。
あなたの輝かしい光の中、み前を歩いていることを分からせてください。
あなたの天使たちの羽音を、お聞かせ下さい。聖人たちのリラの音色も。
そう、大げさな事柄、この世で目を見張ること、勲章には
関わりたくありません、その一切に興味がありません。
お仕えするだけで、十分です、私の主よ。
お家で仕え、あなたの王宮で、散策するのを許され
どの魂にも与えられる、あなたの衣の香りを
吸い込むのを許されるだけで、十分です。
純粋なミルラ滴る御指をもって
魂を聖別しようとされる御手と、
それを楽しんでおられるご様子を、眺めるだけで。
あなたは、私たちに無限の善意を抱かれ
恵みのうちに引き上げて、その栄光を見せてくださいます。

私のヴァスーラ、私に頼っていなさい。私は、魂の見張り番以上の者。私の聖体1を心のうちに運び、次には私を芳香で包みなさい!

この偉大な作品の著者は私。悲嘆と失望に満たされているゆえ、私の心を和らげてほしい。与えた言葉を宣べ伝え、口に出して語りなさい。私の教会を美しく飾り、「私はある」のすべてをもって、私の子たちの心と思いを満たすように。騙されているのでは、という恐れを消しなさい。あなたは騙されてはいない。私はあなたの父2、そしてあなたを気遣っている。もしや、娘よ、書き留めるために、もっとしばしば私のもとに来たほうがよいのでは? そうするなら、幸せか?(……)ああ、そんなことはない、あなたのために、私が時間を見つけよう。

そしてあなたは? そうお望みですか、私の主よ? お答えを心からお受けします。

娘よ。まだ私の前には、高貴なテーマをもって聖別して満たすべき、空白の頁がたくさんある。

私の作品は、刺しゅうのよう。布に描く細かい絵柄は、全て私がデザインした、それゆえ私自身の手で、思いの中にある薔薇の図柄を描くまっさらな布を一枚、探す必要があった。金の糸であなたに刺しゅうし、薔薇にいのちを吹きこんで、甘い香気を周囲に放たせ、全宇宙を香らせた。

あなたは、声高に話す書物のようでもある。その書物にもまだ、書き込むべき頁がいくらか残っている。あなたは私の手のわざ、そして私はそのわざを成し遂げねばならない。聞いたか? 「私の家にたいする熱意は、私を食い尽くす3」と?

はい、わが主よ、み言葉の中で、それを読みました……

私は、私の家とその家族の護り手。私の家が引き裂かれてしまったのを、苦悶のうちに眺めている。読んだか? 「両手がだらけていれば屋根は漏り、両腕が怠けているなら梁は落ちる。4」私の家は、疎かにされた。どの家も、誰かが買うもの。私は、自らの血潮で私の家を買い取った。あなた方が一つになるようにと御父に祈る時、どうしてその懇願の声に誰も耳を傾けてはくれないのか? 従順を示して、今日、私の呼びかけに応えていたなら、一つの祭壇を囲んで、一つの杯を分かち合っていたであろうに。

ああ、主よ、最大のお望みは一致することだと、私に話しかけておられるのを
本当に信じている人が、どれほどいるでしょう?
一致して、皆で一つの祭壇を囲み
一つの杯を分かち合うことだと。

彼らは心を開かねばならない、そうするなら信じよう……

ああ、キリストよ、自ら「分裂もたらす者」の道具となり
あなたのお体を引き裂いたかも知れないと
私たちが気づくまでに、その尊いお体は、あとどれほど刺し貫かれて
散り散りにされなければならないのでしょう。
私たちはそのつもりもなく、不注意にもそうしていました。
あなたの教会と呼ばれている、本当に尊い破片を見つけだし
保てますように、お助け下さい。
再び一つに戻せますように。

もし、一致を妨げる否定的な障害物を、聖書によれば、彼らの信仰と愛と礼拝の一致の成就に敵対する障害を、諸教会が乗り越えられるなら、私は、全世界に平和の時節を解き放つという私の約束を、忠実に守る。この平和は、どの人をも私の神秘体に引き寄せ、神なる御父への祈りの中で私があなた方皆に与えた言葉を成就させよう。その祈りとは:

「どうか、すべての人を一つにしてください。あなたが私の内におられ、私があなたの内にいるように、彼らも私たちの内にいるようにしてください。あなたが私をお遣わしになったことを、この世が信じるためです5。」

私の神聖な唇より発せられたこの懇願は、いまだ天より毎瞬、こだましている。

私の言葉は、調印による一致ではなく、全被造界を霊的な一致へと促がす意図で発せられた。私の言葉を成就させるには、謙虚と愛、すなわち聖霊によって、そして大きな悔俊を通して得られる恵みを、諸教会がまず探し求めなければならない。

私の企てに驚くには及ばない。恵みに招かれた者は、三位一体の神と一つになって、もはや孤独ではない、私たちが彼のうちに住まうゆえ。住まいを定めた私たちはその者を所有し、私たちも彼のものとなる。このようにしてあなたを呼んだ、娘よ、私たちにたいする賛美と、栄誉となるように、そして仕えるように、それも一、二時間ではなく、一日中間断なく共にいて、私の教会の安寧をたえず模索するように。あなたの労苦が平和をもたらし、私のすべての言葉が教会の利益となり、それを通して私の祝福が、教会を美しく飾らんことを。

神なる私の愛のうちに、成長しなさい、娘よ、そして私の口づけが、あなたの体も魂も元気づけるように。反対者たちに迫害されても、二度と当惑したり、不安にはならず、悩みごとから自由な百合のようであってほしい。父親のような私の口づけがあなたの心を慰め、困苦や私に由来しないすべての混乱した思いを宥め、遠ざけるように。

私の慰めの言葉をすべて、喜んで受けなさい、そして私がどれほどそば近くに6いるかを理解してほしい……