「神のうちの真のいのち」と呼びなさい
1987年6月10日 ノート13
(バングラデシュのダッカにて)
(昨日、出発のための最後の荷作りをしました。大変でした!)
主よ、『キリスト意識』と呼ばれる理論について考えていました。これは「私たちの善良な内なる自己」という意味なのだと思います。もしかしたらこの書き物はそこから来ているのかもしれませんね?
ヴァスーラ、私たちは結ばれていると言わなかったか、私たちは一つだ、愛する者よ。それをこう呼びなさい。「神のうちの真のいのち」と。私のために生きなさい。
さあ、あなたに書いてもらいたいことがある。
(今度は何を書こうとされているのかしらと考えていました……)
私の望みを、小さな子よ。
(神は聖書のある箇所を読ませられました。)
そうだ、高く上がって来なさい、聞くように、私の教会で私に会いたいか? ヴァスーラ、私のもとに来なさい。
どの教会ですか、主よ、どこの教会のことをおっしゃっているのですか?
すべてが私の教会だ、それらは全部私の教会である、すべて私の、私だけのもの、私が教会であり、私が教会の頭である。
でも、イエス様、先ほどのおっしゃり方ですと、私にどこか特別な教会に行くことを望んでおられるように聞こえました。そのように理解し、そう聞こえたのですが!
どの教会であれ、いつでも私の所に来ることができる、他の者たちのように区別してはならない。それらはすべて私のものである1。私は唯一の神、唯一の体を持っているが、彼らはそれに障害を与えてしまった。石臼が私の体を痛めつけてしまったのだ。
私の神よ、あなたはとても動揺されているようです!!
動揺? ああ、ヴァスーラ、なぜ、どうして、彼らは冷酷にも私を切り裂いてしまったのだろうか?
(神はとても動揺しておられました。イエスがエルサレムの神殿で「両替人」たちの台をひっくり返された時のことを思い出しました。主がこれほどまでに動揺されたのは、今まで一度も、聞いたことも、見たこともありません!
ヴァスーラ。
イエス様?
私だ。
そんなにも動揺されているとは、本当にあなたでいらっしゃるのですか?
ああ、そうだ、私だ。ああ、そう、やっとあなたの上に私の言葉を置くことができる。ヴァスーラ、カリスマ(聖霊の賜物)は、あなたの利益のために与えられるのではない、それが与えられるのは、私の言葉をあなたの上に刻みつけるためである。
そんなにも心を乱しておられるのはこれまで感じたことがありません! そうなのですか?
そうだ。私の体は痛む。それは引き裂かれている。
私の神よ! でも私に何ができるでしょう? 私は無力です!
そのすべてを私が承知していないはずがないであろう、ヴァスーラ? 最後まであなたを用いる。私を恐れなくてよい、娘よ。私の教会を一致させることは、私の体の栄光となるだろう。私の平和を受けなさい、愛する者よ。
はい、主よ。左も右も後ろも見ません。まっすぐ前を見ることにします。
そうだ、私の働き方を理解しなさい。今のように静かにしていなさい、進んで私を喜ばせ、私と一つになるように。
主よ、あなたが聞いてほしいと思っておられる人たちが、もし聞かなかったら? どうなるのでしょう?
あなたは今、私より一歩前に出ている! 子よ、私と一緒に歩くように。共に、そう、私に付いて来なさい、私に信頼して。さあ、あなたを案内しよう。
(不意を打たれてハッとしました。犬が吠えたのです(普段はないことです)。そして私の寝室の扉が開き、三日前の晩に私たちの部屋に忍び込んでお金を盗んで逃げた泥棒が目の前にいることに気付きました。あの泥棒がまた来ていたのです。出て行くように命じました。彼は振り向いて出て行きました。そして私は警報を鳴らしました。間違いなく、神が私に何かを伝えようとされているのが分かりました。)
ヴァスーラ、あなたにあることを思い出させている。その盗賊2が部屋に入って来た時、あなたはそれを予期していたか?
いいえ!
私もそのようにして来る。突然に。彼に気付いた者はいなかった、そこに盗賊が来るとは誰も予期していなかったからだ。
(イエスは十人の荷造り業者と事務所の人たちのことを言われたのです。彼らはその泥棒を見たのですが、泥棒だとは思いませんでした。主が言われた最後の文はとても重要であり、言外にさらに多くの意味が隠されていると感じました。「気付いた」という言葉にも、とても深い意味があります。)
他にも何か思い出したことがあるか? 教えよう、その盗賊は罪を犯した、だが、彼に裁きを下して背中を鞭打つ者たちも、罪のうちにいたのではないだろうか?
私に何を理解させようとされているのか分かりません。そうです、私たちは皆罪人です。
ヴァスーラ、この一部始終を見ながら、私は黙っていられるだろうか?
あの泥棒を擁護しておられるのですか、主よ?
いいや、ヴァスーラ、そうではない……3 罪を犯したことのない人の名を一人でも挙げてみなさい。
(誰の名前も浮かびません。)
大きな罪も、小さな罪も、皆罪である、罪を犯すことは私を深く悲しませる。ヴァスーラ、私はあまりにも多くの罪を目撃している。愛は苦しんでいる。愛は嘆き、嘆き悲しんでいる。……被造物よ! 私の被造物よ、愛に立ち帰りなさい……
娘よ、私を愛で満たしなさい、償いなさい、愛する者よ、償いなさい。