預言者と預言 エジプト
2000年2月12日 in ノート99
2000年4月28日 in ノート100
(ギリシャ正教の暦による聖金曜日──)
私の主、私の復活、私の祝福よ、
聖なるみ前では、不足するものが何もありません、
主よ、あなたが口を開いて、話しかけられると
その口もとより溢れる光に、私は浸されます。
私の典礼、私の連祷よ、
英知の光が、ごらんなさい、そこにお立ちです。
今日もまた、私のために、無実の血が流された日、
そしてサタンが聖なるみ名に、毒の唾を吐きかけている間に、
お慰めし、礼拝しようと、私は御もとを訪れました。
ああ、神の小羊よ、鞭打つ者たちを
あなたは、打ち倒しもせず、鞭を置くようにと
命令もされませんでした。
「あなたの殴打に、疲れ果てた」
と嘆願するために、口を開かれもせず
苛む者たちには、沈黙されたままでした。
み心のうちは、ご受難の苦しみに満たされていましたから。
あなたは、沈黙を守られました、
すでに悲嘆にくれている、天使たちの怒りを
燃え立たせないよう、沈黙を守られたのです。
友人たちも仲間たちも、私の傷にたじろいで身を退き、最愛の者たちも距離をおいた……彼らは私を見捨てたのだ……十字架を担っている間、倒れないように、私の歩みを支えるためにすら、彼らはそこにいなかった。心臓は動悸を打ち、力が失せてきた。眼からは、光が消えていった。乱暴な男たちが攻め立て、唇に剣して、叱りつける中、私の心は私のうちで、もだえ苦しんでいた。もし私が望めば、天使たちに頼んで、鳩のような羽を与えてもらい、飛び立って休息を見いだし、侮辱の嵐から避難することもできただろう、しかしすでに私は、御父に呼ばれた時、お答えしていた。
御父は、懇願を聞かれて
あなたへの敵意から解放し、ご自分の平安を与えられました。
偽りの証人たちが立ち上がりましたが、それでも、あなたは
この人びとが病気で死にかけていたときは、涙を流されました。
母親の死を悼む人のように、彼らを思って泣かれたのです。
十字架を前にして、恥も不名誉も顧みず
苛む者たちを前に、あなたは御父にふたたび叫ばれました。
「エリ、エリ、レマ、サバクタニ?」
しかし御父の眼差しは、私たちの上に向けられ、
人類すべてをごらんになって、あわれみをかけられました……
こうしてふたたび、御父は、あなたの唇にのぼった懇願を否定されたのです
ゲッセマネで、あなたの懇願を否定されたように。
ヤハウェは、聖所の高みから屈んで地上を見下ろし、囚われ人たちの溜息を
聞かれた、そして死に定められた者たちを解放するために、
ご自分の独り子を、犠牲にされたのです……
そう、実に、御父はあなた方の贖いの賜物として、私と私の全意思とをあなた方皆に与えた。
それでも、聖なるお方よ、
御父のうちに一つであられ、御父もあなたのうちに一つであられる
あなたは、十字架上で、私のために、
取り囲む人びとの笑い草、ご自分の民の
もの笑いの種となられました。
I AKRA TAPINOSE1
「ヤハウェが救うだろう」と彼らは言った。「ヤハウェがもし友達なら、ヤハウェに救い出してもらえばいい!」しかし私は、まるで耳が閉ざされたように、何も聞かず、口がきけない人のように、一言も言わなかった。何も聞こえないために、賢い答えができない者のようだった、少しずつ力が失われ、眼の光は失せていた。
ああ、主よ、私たちがつまずくときは、力強いみ手で、救い上げてくださいます、
けれど、磔に向かう、あなたが、転ばれても、
群衆が駆けよって、はやし立て、まわりに押しかけました。
顔見知りでないよそ者も、ひっきりなしにあなたを引き裂いて。
初めて倒れたときは、あなたを囲み、彼らは歯ぎしりしました。
あなたがすでにご自分の霊を手放され、磔にはたどりつけないだろうと考えて。
地上はおののいて揺れ、山々の基はうち震えた。
「私は、私の契約を破棄しない。
与えたみ言葉は、取り消さない。
私の聖性に、私は誓った、これからはずっと ……
永久に、私の治世を永らえさせる」
こうして聖別されたお方は、ご自分の霊を明け渡されました。
一本の河2があり、その流れは至高なるお方の住まい3を聖化します。
そして神が、その都市4のうちにいるなら、それは陥落することはない。今日、この危機に際し、悪霊はその全ての仲間を集めてあなたに歯向かわせ、高貴な生まれの者に、侮辱をあびせているが、私もまた私の選びの者たちを呼び集める、教会を発展させて押し進め、多くの私のこどもたちをその中で、栄光に入らせるのが、私の目的であるがゆえ、私自身が苦しみをくぐり抜け、将来私につき従い私の骨からの骨、肉からの肉となって、兄弟姉妹のために贖いつづける者たちの最初の模範となるのが、正しいことに思えた。
私は、私の救いの計画のために、預言者たちをたえず任命し、真理の道を歩ませてきた。神との魅惑的な出逢いのときにその口にのぼった高貴な誓いを、成し遂げさせる。私への大いなる愛と、私の救いの計画に身を投じるという、高貴な決意によって、彼らが認めてくれたとき、私は一歩進み出て、私の王笏で、私自身受けたのと同じ印を、彼らにも印して、私を肖らせ、私の似姿とした。
私を真に受け入れた者たちは皆、私を恥とはしない。もはやこの世には属さないという天国の印も、恥とはしない。今日、彼らは、私の家、彼らを飾る私の家、その私の家への熱意、苛むような熱意によって見分けがつく。私のために侮辱や悪口も耐え、唾せられ迫害されても耐えているのを見て、見分けがつく。そう、彼らは私のために、泥の中を引きずられ、たえず脅かされるのもあえて引き受ける。困難からも顔をそむけず、あらゆる試練を平安のうちに耐え忍ぶ、その心はつぶれることなく聖化されよう。私の十字架を分かち合うという忠誠の誓いも、彼らは破らない。
それでもし、たまたま彼らの傷に気づいて「誰がその傷を負わせたのですか?」と尋ねるなら、彼らは皆こう答えよう。
「あなたの贖いのために、背を差し出しました。この残忍な傷は、主の友人たちの家で負ったものです……真実を述べてきたので私は敵視され、敵の扱いを受けました。この人びとは愛の掟を守らないことで、救い主の十字架への迫害を逃れたいのです。けれどかまいません 傷も気に掛けてはいません、私にとって重要なのは、私たちを贖う道具である十字架を知ることですから。その贖いを通して世間が、もはや私にとって磔にされ、私も世間にとって磔とされている、贖い主の十字架を5。神への従順は、人への従順に優先する、と聖書6に書かれていますので、私は天より与えられた指示に、従順に従ったのです」
「あなたに傷を負わせ、あなたの主の友人だというその人たちが、征服者としてあなたに臨んだときは、何と言いましたか?」
「私になぜこうしたことが起きたかを、自問したことはありません、私たちの贖い主なる神に 誓いを立て、救い主の奴隷になると、私自身の血でサインしたからです」
「このすべてに、あなたの神なる主は、何と仰しゃっておられますか?」
「万物のうちに遍在しながら、その限界にはとらわれないお方は、ご自分の家を深く悲しんでおられます。ご自分の羊飼いたちの多くが、お家を廃墟にさせたからです。彼らは反逆して主の決まりを踏みにじり、栄えある牧場を荒廃させました。ぶどう畑全体も、荒れています。そして羊の群れは食む青草のない不毛の地しか見いだせずに、衰えて、死にました7、同時に、羊飼いたちも、一緒に死にました……こうしたことが起きていても、この人たちは誰も、真剣に受けとめていないようです。人間的な決まりに悩まされて、主の期待には応えていません」
「どうしてそれほど多くのことが分かり、見えるのですか?」
「十字架の光を通してはじめて 目には見えないものごとが理解できるのです。私たちの贖いの道具であり救い主であるお方の目を通して、その意味する一切が見えてきます。けれどこうしたことに関しては、キリストとの聖なる一致によって、主と一つになり、また《キリストの奴隷》と印されるのを受け入れてはじめて、キリストご自身の口を通して、こうしたことを知り得るのです、そうです、神の奴隷となるのを受け入れて。心はその時、イエスの聖なるみ心に移植されるだけでなく、十字架にも、そのすべての果実を伴う十字架にも、いわば接ぎ木されます。その果実には悲しみもあるでしょうが、悦びもあるのです。私はキリストに そして十字架に属していると、確信します、主がそう仰しゃいましたから ……
神なる主は、花婿でもあられ、ご自分のみ心に私たちを植えられます、そしてそのみ心のうちに、根を張り生い茂るなら、私たちはふくよかな、善い実をつけます。み国の跡継ぎ、与ることによって神々となり、養子とさせていただけるのです。
「神は、私に知識を拒まれません、むしろ面と向かって、単純な言葉で話しかけられます、そしてお声は、耳もとに楽の音と響き、荘厳に力強くご自分の思いを語られ、知性を照らして、金言の秘められた意味を分からせてくださいます、そして悦び、ほほ笑みながら、私たちの目には隠されていた、聖書の中の謎めいた言葉を解かれるのです。
「そう、主のなさる全てには、それにふさわしい時があります。主なる私の神はその神聖な口づけで私を封印されました、ご自分たちの十全な神性のうちに私をさらに引き入れるため、私の魂に聖なる三位一体の印を押されて、封印されました」
ああ、ヴァスーラ、御父がどのように、あなたを教え導かれたか、分かったであろう? では歓び、感謝しなさい!
あなたは、王の玉座とその栄光を後にし、
私たちに仕えるため、奴隷の身となられました、主よ。
これまで王が自分の僕たちに、仕えたためしはありません。
けれども永遠の王、王の王なる、あなたは来られて
ご自分の僕たちに仕えられたのです……
あなたは肉のうちに、見える者となられ
霊によって証言され、天使たちには見られ、
異教徒たちに、述べ伝えられ、
栄光のうちに取り上げられたと、人びとの間では信じられています……
あなたは、群衆を憤慨させるほどの、並はずれた愛をもって
被造物を飾りに来られ、十字架を、引き受けられたときは、
口開いた墓のように、多くの口を、開いたままにさせました。
私たちへの愛に満ちあふれるあなたは、
天を開いて、罪の枷(かせ)から私たちを解放しようと、死を受け入れられ
その聖血をもって、あなたの花床8を灌漑するのを受け入れてくださいました。
御父 – の – 悦びよ、み心からは、忠実な愛の流れが溢れ出し
その愛の狂気にあって、人類の恋人よ、
十字架の恥辱と、そのすべての苦しみを受け入れられたのです。
ああ、宇宙の源泉よ、宇宙を香らせる、
まこと愛すべき花婿よ、
あなたは、ふたたび地上を訪れ、
次々と国々を、香らせておられます。
けれどいつまで、この地球をさまよう人びとは
あなたの香りに、気づかずにいるのでしょう?
私は徳ある者たちが入って来る門。悔い改めて償いを果たしたときはじめてその鼻孔が開いて、私の甘美な薫りを吸い込んで生き返る。あなたには、百合のようであってほしい、私が、十字架の死を通して、買い取った私の家の上に、清さとミルラを抽出し、私の家に滴らせてほしい。あたり一面その香りを振りまけるよう、私のそばにいなさい。そっと優しく 私の十字架を担い、それに絶え間なく魅了されているように。
私の平安を受けなさい。ic
2000年10月16日 in ノート101
主は善いお方、私を教えてくださったのですから。
貧しくみじめな者を教え導くことで知られています。
私の父、あなたの父は
権威と荘厳を身にまとっておられます。
声を一つにして御父を賛美し、
あなたと私で、いと高き方に立てた誓いを果たしましょう。
王に向かって私たちの詩を詠みましょう。
けれどこう言われるのをどれほど恐れるでしょう、
「私の会議に、出席したか?」と。
怖れてはいけない、私は地の下からあなたを引き上げ、掘り出して、こう言った。
「平和はあなたのものとなる、私の子よ」
エジプトの地から、私は預言者や聖者たちを興した。エジプトの地に祝福あれ、その枝葉は青々と繁り、ナイル川のほとりに育つ木々は生い茂って、実がなりつづけ、民を養うように。私の母、おとめマリア、義人ヨセフと私自身が通り過ぎたどの場所にも、栄光の座が据えられた。
「エジプトよ、あなたの地を私たちが歩み、通り過ぎたとき、天には香が立ち昇った。聖書の中で読まなかったか。
<使節たちがエジプトより遣わされる2>」
ではなぜ、あなたもまた聖別したと知らなかったのか?3 あなたに抱く大いなる愛は、地を被う天の高きにも劣らず大きい。あなたの土壌がこれからも食物を産み、あなたが常に陽気であるように」
あなたは、ヴァスーラ、自分のうちに、超越する神なる私が、十全にとどまっているかどうかを尋ねた。私は好意を示した者のうちに、まこと愛する者よ、印と不思議をくり広げ、豊かな愛のうちに、あなたを聖別した。あなたの弱さに酔いしれた私は、私の手であなたを抱きかかえ、蒸留されたミルラが全身から滴り落ち、聖別されたミルラが、サファイアの形となって、その頭を覆っているあなたを、御父のみ前に連れて行った、御父は、あなたの上にご自分の独り子の印をすべてご覧になって、あなたを祝福し4、あなたと会話されるだろう。私は、思いっきり寛大に、私の芳香の息吹を吹きかけた、あなたがその甘美な香りをまわり中に振りまくようにと、そうするなら、あなたの敵、ルシフェルとサタンに導かれ、神なる私を否定する闇の軍団は、あなたを証しする者が天にいて、使命を果たすまで支えつづける弁護者が、天の高みにいると知ろう。
このすべては、とっぴなことに映るか?
そう、私に匹敵する者は、誰もいない! 私は単なる書物の飾りではない! 私のヴァスーラ、私は単なる印刷物ではない! まるで手に祝福ではなく、茨を受け取ったかのように、これほど信頼が欠けているとは!5
あなたは、私に、私の神性に対して、あなたの敵たちが悪意をもって、脅迫の声を上げさせるがよい。そうさせるがよい。誰にも、あなたに勝利するのを許さない、誰にも! そしてこう話しているのは、あなたの神、至高なる主。今日に至るまでも私を、超越的な光と栄光のうちに見ようとしない、この時代の懐疑主義者、合理主義者、偽善者たちも、私の口に由来する知識や識別を述べなさい、私は、私の被造物をたえず新しくしているゆえに……しかしこれが忘れられている、そして、彼らの心の中では私は死んだも同然である。
言っておく、6「油そそがれたものに手を触れるな、わたしの預言者たちに害を加えるな……7 」そしてあなたはヴァスーラ、私と顔を合わせたとき、「私の会議に、出席したか?」と尋ねられるのを恐れているが、聴きなさい、識別はあなたの目に光を与えたであろう? この聖別された歳月に、英知はご自分の知識をあなたの知性にささやいてきたであろう? あなたが無に等しくみじめであったゆえ、私の被造物の花婿なる私は、はるばるあなたのもとに身を屈めた、私の言葉にたいして、無学な8子どもであったにもかかわらず。どんな神聖な言葉にたいしても、何ら教育を受けてはおらず無頓着であったが、それでもなお、この一切のぬかるみの下に、あなたをよく調べてみると、私の聖なる名に対する高貴な火花が見えた。
それでは、思い出させよう、あなたを育て上げたのは、誰か? 英知ではなかったか? 英知が教育係りであったろう? そしてサファイア9の上だけを歩むよう、道を案内したのは誰か? 英知であったろう? 天にまで飛翔するよう、あなたを包み込んだのは誰か? 英知ではなかったか? 私のメッセージを通して、一人ひとりの心に、私の王国を立ち上げると、予告しておいたであろう? そして私の聖霊を通してこれらの心を鍛え、使徒として、あなた方の時代に送ると?
私のうちに織り込んだ、私の聖心の子どもよ、「ella.mi me fovasse,alla min amfivoliss……se thialexa yia to ergho mou……affisse tis amfivo lies sou,ella……」10
書きなさい、私の言葉に心開くどの心にも、言ってきたように、私は、私の王国を打ち立てる。死すべき人間が、あなたを攻撃するのに用いる暴言を、恐れないように、迫害者たちの激怒を恐れないように。私の言葉であなたの心を封印し、唇からはミルラの雫を滴らせている、優美に開いて平和を予告し、私の息子、娘たちの心に、一致をもたらすようにと。私ゆえに迫害される者たちに、私の霊が与える、その不屈の精神に、傲慢な者たちを驚嘆させなさい、そして今、そうしているように11、あなたと会うのを避けさせるがよい。私の日には、今度は私が彼らを避ける。彼らがひそかにあなたを窺い、あなたを厳しく扱ったとしても、その厳しさを、謙虚に威厳をもって耐えなさい、こうした尊大な人たちを通して、天国で報われよう……あなたはその苦しみを通し、魂たちを眠りから覚まし、あるいはこの世に心奪われた魂たちを引き上げている。
私の心の炉をあなたに現そう。私と歩む間に、英知への知識を教え、その足取りを祝福しよう。一致への小道を歩むとき、私の花嫁よ、あなたの花婿に、しっかりとすがっていなさい、そうするならやがて、私が勝利する。
(神がそばにいてあなたを愛している! 私はある)
(この一文は「内容とは別」のものです。ゲルトハート・ウェンゼル神父さまが離れたところから撮影しておられ、その求めに応じてこのノートの、この頁を開きました。私が筆記しているように撮りたいと望まれたのですが、突然、主が来られて、私の手を取り、こう言われたのです、「神がそばにいて、あなたを愛している! 私はある」と。先ほどのメッセージはまだ終わっていはおらず、まだ続きます)
私は、愛の欠如によって人びとが無慈悲にも分裂させてしまったこの家、私の家全ての至高なる大祭司。では、私の家が分裂したまま、棄教の中にあるのを、ただ傍観し、介入しないでいるべきか? 彼らは12どんな信仰告白をしているのか? 誰の名において、それを告白するのか? 信仰もなく、聖性も欠いたまま、その手で私を高く揚げるとき、彼らを見ないよう私は目を伏せてきた。それでも、私に忠実な者たちのために、彼らの手の中に降っている。私の聖体は、日増しに軽んじられていく。
輝かしい王、あらゆる荘厳にまさる荘厳、至高者すべての上に立つ至高者である、私が、聖体の形をした、天のパン、生けるマンナを、今度こそは食べるようにと、恵みのうちに呼びかける。そこで、私の神秘をいまだ受け入れていない教会の、司牧者には言っておく、「正気に立ち帰り、真剣に私を探し求めなさい、私の母に対する敵意も、同時に、克服しなさい。どの人種も、私の肉と血は、母にいただいたものだと知るように。そう、私の体は、まこと聖なるおとめ、清らかな血に、由来する。母のみ名は賛美されるように!」
私を拝領しに来る、地上すべての謙虚な人びとを救い、不滅のいのちを与えようと、自らを与えるために、私はパンとなった。そしてこの聖体拝領を通して、私を受けるすべての者たちを聖化し、私の肉からの肉、骨からの骨となるように、神性を授ける。神なる私を、拝領するなら、あなたを私は一つの体となり、霊的に一致する。私たちは血縁となろう、私に与らせ、あなた方を神々に変えることが出来るゆえ。私の神性を通して、私は人間を神にする……
聞いたであろう、「あなた方は神々、みな、いと高き者の子13」と。今の私は、人に裁かれている。あなたを覆い、荘厳に装わせ、変貌をもたらし、あなた方を神にすることが出来る長衣14は、私の神秘を理解できない教会に拒まれている……
今日もふたたび、天より叫ぶ、「兄弟たちよ、なぜ、私の神性を見くびるのか? 何が正しいかを知っているのは、自分たちだと主張するなら、ではどうしてあなたの霊は私の教会を荒らしているのか? 私と共に君臨するようにとあなたを招いている。共に治めるようにと招いている。私とミサ聖祭を挙げ、真に制定された通りのやり方で、神聖な神秘に与るようにとあなたたちを招いている」
この方がたが、聴こうとされなかったら?
尊大な者たちは、これからも際限なく私を嘲るであろう。だがそれは、私の光から逸れてしまったため。私は私の聖体のうちに現存する、しかし霊的な目で私の神性を見ないなら、その人たちは、何を話そうと把握しない、うたた寝する人のようでいいつづける。「何を言われましたか? 私に話しかけていたのですか? え?」と尋ねよう。
これらの教会は、私を栄えある王として宣言する、私の力を肯定し、私の畏るべき権威を宣言して、賛美の歌を歌い、私の全能と力ある不思議を公に認める。しかし聖体のうちなる私の神性と現存が、いかに荘厳なものかという話になるや、私は躓きの石と化す。
今日、造り主に拒まれた躓きの石とはこれであって、それが礎の石だとは、彼らは気づかない。
だがあなたは、私の娘よ、私をあなたの唯一の愛として、これからも宣言しなさい。そして兄弟姉妹にこう伝えるように、「主は善いお方、私をお教えくださいました。主は貧しい者、みじめな者たちを教え導く方として知られています……」
繊細な少女よ、秘密を打ち明けよう、もうすぐ龍が、自らのしっぽを食らうようにさせる、間もなく天より命を下す。私は、本気で私の家を回復するつもりでいる。私の現存を奪われた家15に、私の聖体をふたたび打ち立て、そこは聖なる場所となる。あなたは16至高なる私から奪い去られ、龍によって地に倒された、それでも、言っておく、皆に言っておく、「私の霊は、地上に注がれ、天の露を豊かに滴らせる、すると地上の草は青さを増し加え、木々は花を咲かせて、その枝葉は美しく、たわわな実をつける、そう! たわわに、今に、見ているがよい!」
「17いつまでも永らえると、誰が言ったか? もう十分長く、鷲のように舞い上がり、星々18の間に巣くい、棘となった。さあ、戦いに出てきて、私と顔を合わせなさい。顔を合わせる相手はアベルではない。おまえの剣を叩き落とす。おまえは私の家を荒らし、最も尊いものをそこから盗んだ。心ゆくまで盗み取った。私の民の門を通過し、民の目を見えなくさせた。その闇の王国を広げ、私の民を誤った道に連れ込めるとまだ信じてはいるが、今や、おまえの時は終わった。もう、やめよ。今にも、義は水のように流れ出し、私の霊は、止めどない流れのように溢れ出す……」
「ああ、今は何とよい時か……」と感嘆する時が近づいている。来なさい、新しい力を得るよう、休ませてあげよう。私のメッセージを生きて、あなたのために踏み固めた小道を辿りなさい…… ic
2000年12月31日 in ノート102
キリストは王!
牧場は青々と茂り、歓喜せよ、
森の木々はこぞって、歓びの叫びをあげよ、
神の言葉がふたたび、私たちに語りかけています。
神が口を開かれると、
あふれる光が私たちに降り注ぎ、すべての人を宝石のように輝かせます。
その光はあまりに強烈なので、神の聖なる面影は
まるで、銀色のヴェールを破られたように、おおい隠されます。
一つの言葉1がそのとき、王の優美さと厳かさと、
同時に悲しげなため息をもって、語られます。
どの被造物も、霊的な耳を開いて
私たちの王のため息を聞くなら、膝をかがめるでしょう、
悪霊に身を献げた人でないなら……
神の神殿2よ、その塀を調べてきたが、私の言葉を軽んじる傾向があるため、私は満足していない ……
私の天使を送って私の神殿を調べさせ、まわりを巡らせた。私の宮殿を調査させるために送った天使は、目にしたものに唖然とした …… 塀は光沢を失い、王の住まいにふさわしい象牙の宮殿の塀は今や崩壊し、廃墟と化した。その清らかな流れであなたを潤し、私の住まいを聖化させる聖霊を、もはや呼び求めないゆえに。
塀の中で、あなた方を宝3で満たし、不思議を行い、私自身の十全さを、その中にうち建てることが私の意図。私の慈悲深い意図とは、心を込めて私自身をあなたのうちに注ぎ込み、あなたを神化するというもの。私の意図が分かるか? 私の教会だけでなく、被造界全体にとっての至高の神である私は、私自身をあなた方に与えたいと恋い焦がれる。私がいのちを与えつつ、あなたのうちを通るときは、必ず気づかれよう。実に哀れな塀のうちに、いのち与える泉が湧き出でる! そしていのちが再び甦るとき、あなたは歌と歓びをもって、こう叫ぼう。
「その大いなる荘厳が被造界全体に及ぶ、この上なく慈悲深い愛すべき神は、私を復活の光で満たしてくださいました! その聖なるみ名は、称えられますように! 三位一体の私の神が、私のうちに光注がれたのです。全被造界の花婿が私のうちに踏み入られ、ご自分の口から直接流れ出る神秘の知識で私を包み、魂を英知の光とその教えで満たされました。ご自分の民のうちに、罪の赦しを通して救いの力を呼び覚まそうと、厳かな栄光のうちに来られたのです。ひとえに主のみ心の、限りない慈悲ゆえに」
ああ、そうだ! 私のやり方は一切が恵みであり、真理である……そして私の口からは、真理が宣べ伝えられる。私の言葉には混乱も、偽りもなく、荘厳と力と、同時に高貴さを帯びている。目を覚ましなさい、神殿4よ! どうしてまどろむのか? 目の前には、神が荘厳と光のうちにいて、あなたを招いている! 私は至高者として統治し、私の数え切れない宝を差し出そうと、あなたの前にいる。その宝はあなたのもの。
見よ! 曙5は必ず訪れるはずだったが、私の賜物をあなたが評価しているとは思えない。私の寛大な行為を称える声も聞こえてはこない。あなたは成熟していない、時代よ、そして大人になっていると自ら思おうとも、私の王宮で成長したのではなく、ほかの場所で育った。私の手もとには、数多の富があり、それを私は惜しげもなく授けるが、それでも、受け取ったあなた方の多くはそれらを変えてしまい、またほかの者たちは、まがい物6と交換し、こうして真理を逸れていった。
私の高貴なテーマ7の初期に、御父は、混迷に陥っている地上を見て、大変気を悪くされ、「あなた方は気むずかしく8なった、時代よ……」と言われた。今日私はこう言う、「私のうちに、あなた方は熟さず、ほとんど育ちもせず、その枝はポキンと折れている。その果実は、熟れずに酸っぱいまま、なんの役にも立たない。愚かさゆえに、背信に魅了されてしまったのだ……」。曙9が共にいて下さったが、聖なるものをあなたは軽くあしらった。悪の魅力は、善いものを陰に追いやり、欲望の嵐は、単純な心を堕落させる。
主に選ばれた者たちには恵みと慈悲が仕えると、悪に染まった時代よ、考えたことはないのか? 私があなたを呼んだのを理解したことがあろうか? 私の油そそがれた言葉は、過ぎ去るうわさ話のように儚いものか? 私の現存は、影のように通り過ぎていったか? — あなたにとっては、盗んだ水のほうが魅力あり、隠れて食べるパンのほうが口には美味しいと見える、愚かな時代よ! だからこそ口を、悪にそっくり委ねてしまった。
今や、私は私の心をふたたび露に示している。10ああ、時代よ! あなたの時代に与えられた恵みを、悟りさえしたなら、私の慈悲という恵みを! 人間の知識の及ばぬ恵みを! そして私は、そのひどく邪悪な意図も、私の愛する多くの者たちから受けるであろう蔑みも知っているが、計り知れない愛ゆえに私の意思を実現しようとしている、だが乞食のように愛を欠いたあなた11に、私は刑を宣告され、犯罪者として扱われる。背信の達人、あなた方は、救いもたらし得る私の聖なる宝ではなく、自分たちの世間的な宝に信を置く。
ああ、主よ、善良な人は残っていないのでしょうか? たった一人も?
神以外は、誰も善良ではない …… しかし神だけが、あなたを神とし、美徳の小道へと入らせ その骨からの骨、肉からの肉となり自らの種子として認知されるようにあなたを神化することができる…….
私の霊は悲嘆にくれている、永遠に及ぶ私の現存を、誰にも拒みたくはないゆえ。12神の神殿よ、身を低くして悔い改めるなら、私の大いなるいたわりをもって、あなた方の落ち度を赦す用意がある、冒涜の徒が口にした言葉14は 許さないが。悔い改めなさい、さもないと私の聖霊は、罪の負債を負う体には決してとどまらない。神に由来するものを非難して、私の聖霊を悲しませないように。善を悪と呼ぶこと。それは魂に致命傷を負わせる15。
上から見る全てに私の霊は、打ちひしがれる。悪を行う者は私の目を逃れることはできない。兄弟に向かって夜のしじまに「復讐」を叫び、夜昼となくわめき立てる者も……ああ、ヴァスーラ、私の言葉があなたを通してこだまするように。善人、悪人を問わず、誰にでも伝えなさい。
「私は、天より声を響かせている。善人、悪人を問わず、誰にでも聞こえるように、大声で叫ぶ。そう、実に、私の声は世界の果てにまで達した。善人も悪人も同じように、悔い改める必要がある。善人は私の意思を正確に行わなかったゆえ、そして正しい仕方で16、祈らないために。──彼らの多くは口先だけで私に近づいて来る。悪人たちは、心を頑なにし、私にも私の掟にも関心がないため、大罪を犯している」……