あなたには完全であってほしい

1987年3月19日 (ノート9)

私はここにいる。私、イエスである。
 ヴァスーラ、私のもとまで上昇しなさい。あなたに完全な者になってもらいたい。私を喜ばせ、完全になりなさい。完全な者になりたいか?

(何も言うことができませんでした。)

あなたにそうなってもらいたい。あなたに頼んでいる、ヴァスーラ。

でも主よ、完全になるというのはほとんど不可能なことです。今の私には、善良な者になろうとするだけでも大変なことなのです。

ヴァスーラ、私が完全になれるように教えよう。はっきり言っておく、それは不可能ではない。ただ私にあなたを形造らせなければならないだけだ。あなた自身を私に完全に明け渡しなさい、そうすれば、あなたを私の望みどおりの者に形造ることができる。

イエス様、私は決してそのような者にはなれないと思います。私を形造るのは難しいでしょう、岩を成型するようなものです。

ヴァスーラ、ああヴァスーラ、私が信頼できないのか? 私は神であり、たとえ岩であっても、どのような形にでも望みどおりに成型することができる。なぜあなたを選んだか知っているか?

はい、主よ。

もう一つ理由がある。あなたを選んだのは、あなたが弱いからであり、その弱さが私を引きつけるからだ。子よ、来なさい、そして私の心を感じなさい、私の心は愛されたいと熱望している。来て、あなたの心で私の心を感じなさい。ヴァスーラ、用意はいいか? 私を感じなさい。

(私はすくみ上がりました。)

私を悲しませないでほしい、さあ、私を感じなさい。あなたは私を感じていない1

ええ、まだ感じていません。そうする勇気がありませんでした。

何を悩んでいるのか言ってくれるか。

もっと悪くなってきました。

なぜ?

(自分はあまりにもふさわしくないと感じて恥ずかしいのです。)

ヴァスーラ、なぜ? 私を悲しませないでほしい、問題を話してみなさい。

あなたの心に触れるのが恥ずかしいのです。自分がまるで重い皮膚病をわずらった者に見え、健康な人の体に触れに来たような感じがします。あなたに近づこうとする私とは、一体何者でしょうか!

あなたが恥ずかしさを感じる度に、私はより一層愛する2。娘よ、私たちは永遠に一つであり、あなたは私のものなのだから、あなたの心の奥深くまで私自身を浸透させよう。私と婚姻を結ぶとは、私の栄光をたたえることであり、あなたを清める。私たちは結ばれている。

はい、主よ、でも、どんな者と結ばれているか見てください!

愛している、来て、今私にり頼みなさい。ヴァスーラ、私の心を感じるように。

(しばらくして)

(主のみこころを感じました。とても温かく、愛されたいという望みでどきどきと鼓動を打っていました。)

私の心を感じるのに、恥ずかしさなど覚えなくてよい。私はそれを望んでいるあなたの神、私の望むようにあなたを使わせてほしい。あなたに口づけさせてもらいたい。

(悪魔が私を罪に陥れようとしているのではないかと疑いました。)

私は主イエス・キリスト。恐れないように。

(まだ警戒していました。悪魔の気配は感じられませんでしたが、それでも疑っていたのです。)

恐れてはいけない。

(自分を「解放する」ことができませんでした。またもや「重い皮膚病をわずらった」感覚がよみがえってきたのです。身動きできませんでした。)

私がどれほどあなたを愛しているか分かるか?

はい、分かります、イエス様。

ではなぜ私の口づけを拒むのか3

なぜかというと、私にはあなたから口づけを受ける値打ちなどないからです。

ヴァスーラ、私には何一つ拒まないようにと以前に言わなかったか? その時あなたはどう答えたか?

決して何も拒みませんと言いました。

そうだ、ではなぜ私の口づけを拒むのか? ヴァスーラ、私を拒まないように。私があなたに何かを願うとき、その願いは愛から出ている、あなたに口づけさせてほしい、そうさせてもらいたい! 今そうしてもいいだろうか? 私のもとに来て、私の口づけを感じなさい、あなたの額への天の口づけを、用意はいいか4
 あなたを愛している。

  1. 神の愛を感じるという意味では。
  2. 後で分かったことですが、私が自分がふさわしくないということに気付いたことを主は喜ばれました。
  3. それからかなり経ってから、といってもほんの数年後のことですが、イエスのことをより深く知るようになってから、イエスが御自身と親密になるよう教えておられるのが分かるようになりました。聖ゲルトルードや他の人々に教えられたように。
  4. イエスは私の額に口づけされました。私の心はこうこつとした状態になりました。どう説明すればよいのでしょう。その後の二日間、自分が空洞になったような感覚、透明感、透明なガラスになったような感覚がありました。イエスは、私の魂にとてつもなく大きな平和の感覚を与えてくださったのです。吸った空気が肺を通って全身に行き渡っていくようで、そうして自分が空気になったような感じでした。