1997年のメッセージ

復活のキリストを宣言しなさい

1997年9月9日 ノート90

(ギリシャ — ロードス島)

私の希望はあなただけ、
私の人生をすべてお預けしました。
どうか私のほうへ屈んで下さい、
主よ、魂を治めに来てください!

私である。

花よ、私の現存があなたの渇きを癒やすように。私は心を込めて、そう、心を込めて言っておく。あなたを最も愛し、決して裏切らない者を愛しなさい。私の愛を尊び、私を尊びなさい。私の愛、そして唯一である私たちのうちに成長するように。

ヴァスーラ、私のため息を書きとめてもらうために、後であなたを呼ぶ。一日中、毎分ごと、心の深淵から発するそのため息を。私を害する者は皆自分の魂を傷つけている。あなたたちの誰をも失いたくない。それゆえ私の魂は悲しみのため息をもらし、人の理解のおよばないうめきを発する。私のうちには豊かさと永らえる富があり、それを是非分かち合いたいと願った。ああ、しかし何と多くが、同じ眠り、倦怠という眠りに陥っているか!

過去の悪意と過ちがゆるされるようにと私に願いなさい、そうするなら、光の柱を送ってあなた方の悲惨な夜やみを明るく照らそう。そしてあなたは、私のヴァスーラ、私と一緒に耐え忍び、敵に欺かれて、疲れはててはならない。むしろ山峡でとどろく響きのように、これからも私の声をこだまさせなさい。

私のパン1を味わったがゆえ、魂はそれをずっと慕い求めよう。最愛の魂よ、その使命を果たす折り、善を行うあらゆる努力を惜しまないように。犠牲や徹夜の祈り、労働や誉れ高い行為よりも私を悦ばせるのは、心を手にして私を訪れ、私への愛を表明して心を差し出す一人の魂である。それがたとえ片言のように聞こえようとも……

私を見いだす人はいのちを見いだす、私を見つけ出し、知るようになる人は幸い。私は今やいのちのパンを与えた、そこで私の玉座を前にしたとき、あなた方は善い実を手にいっぱい携えて私たち2にその捧げ物を差し出すように。

私たちを世に知らせなさい、そしてみことばは生きており躍動していることを思い出させなさい。復活したキリスト、あらゆる点ですべてに優って至高なる者を宣言しなさい、こうして希望と約束を思い出すために、あなたたちの時代を訪れたと3。すべての時代に現存し、あなた方の間にとどまる一方、あなたのうちにも住まう復活のキリストを宣言しなさい。その復活のキリストは、恵み豊かで 笏や王座よりも高くあがめられ、その神性には、汚れない独特の清さゆえの、力があり、全能であって人間にとっては最も愛すべきもの。私のうちに見いだせる神秘について教えなさい、しかもそれを霊の貧しい者、清い心で近づく者たちにどう現わしているかを。私の現わす一切は、聖霊が現わして下さる、こうして皆は聖霊のうちに、三たび聖なる私たちを知るようになろう。

最愛の魂よ、私のことばを思いめぐらし、従ってきなさい。私、イエス・キリストは、あなたを愛し、祝福する。

イクトゥス

私が語る時は語りなさい、ヴァスーラ、私の唇となって私に栄光を与えなさい

1997年6月23日 ノート90

(日本)

私のヴァスーラ、平和でいなさい。共に御父に祈ろう。

「御父よ、
あなたの忠実な愛をもって、日本を顧みてください、
あなたの計り知れないあわれみをもって
急いでいつくしみを注いでください。
貧しい者や、惨めな者の声に耳を傾けてください。
あなたの救いの力によって、日本があなたの栄光をたたえるように、
よみがえらせてください。
ああ、最もあわれみ深い御父よ、
彼らがあなたの驚くべき御業を宣べ伝え、
絶え間ない賛歌を献げることができるように、
あなたの掟を子どもの時から教えてください。

この国が、賛歌への賛歌、
抗しがたい香の香りとなりますように。
あなたに祈ります、ああ、主よ、あなたに懇願します、
あなたの御言葉によって、この国を訪れてくださいますように、
アーメン。」

そうだ、万物の主はいつも彼女1を愛してきた。……語りなさい、私のヴァスーラ、私が語っているときには。私の唇となって、私に栄光を与えなさい。

alpha-omega

(主は私を日本に五週間留められました。小さな集いが数多く行われ、無神論者や仏教徒までが、神の御言葉を聞くためにやって来ました。三つの祈りの集いが『神のうちのまことのいのち』の霊性、三位一体の霊性にならい始めています)

クリストス・アネスティ!

1997年4月12日 ノート89

私の平和を与えましょう、ヴァスーラ、来て、聖なる母の言葉を聞いてください。実に、全能者のみことばはあなたに与えられたのです。さあ、おいでなさい、神のメッセージを託された者よ。来て、こう書くように。

「クリストス・アネスティ(Christos Annesti)!」

アリトス・アネスティ(Alithos Annesti)!1

そうです、キリストは復活されました。そこで神は、皆にそう告げてほしいのです。私の子はまことに復活したと、この死にかけている世界に宣言しなさい。復活されたキリストを宣べ伝えなさい、私の天使よ。今の時代は合理主義的な考え方により、大勢がこの真理を認めないからです。読みませんでしたか、「この同じ者たちはこの世の成果を誇り、ほしいものを一切手に入れたと思い込んで、この世に王国を所有するのを栄光を考える」と。三位一体の神に満たされる代わりに、自己の重要性が彼らを満たしています。

地上にこれほどの騒乱がうずまき、無辜の血が流されているのはそのためです。けれどそれは時のしるしでもあるのです。サタンと闇の王国は地上にを吐き出しては、家庭に悲しみをもたらし、分裂も引き起こしています。偽りの預言者たちを立ち上げ、しるしや不思議も現わしていますが、正しい人でさえ、その裏切りの手にかかるためでした。こうした偽りの預言者たちが雨のように降りかかって、多大な悪と混乱を引き起こしています、まこと気の毒な子どもたちよ……ただの言葉と偽りの誓いで口を満たし、その預言は主の畑のあぜ溝に今や生い茂る毒草さながらです。根はひろがり、新しい毒草が生え出しています。

あなたたちの耳には危険信号が届いていますが、私の子どもたちよ、あなたたちはその信号を理解も識別もしていないように思います。ソロモン王、エリヤやモーセにまさる高みに、自分たちの声を運んでくれる風を探し求めては、彼ら自身のほうを遥かに優れていると宣言し2、自分に王冠をかぶせて自問します、「こんなに権力があるのは素晴らしいではないか?」と。

警告を受け入れ、欺かれないようにしなさい、そして神が心に識別を注いでくださいますように。そのとき目の前に示された神の栄光が、あなたを真理へと引き入れるでしょう。

高潔なおとめマリアのみ心よ、あなたの子どもたちをあわれんでください

1997年4月4日 ノート89

私の – 心 – の – 花よ、耳を澄ましなさい。尋ねよう。聖書に書かれてあることを信じるか?

はい、もちろん、主よ!

神が人間に話しかけることができると信じるか?

私に話しかけてくださったので、こんなに元気です、話しかけてくださったのをどうして疑えましょう?

今日まさに、私の家で私自身の者たちの多くが、私に剣をあげている……おごり高ぶって彼らは言う。「私たちは神々だ」と。人が「神」と呼ぶあらゆるものよりはるかに、崇められている何よりもはるかに偉大だと主張し、私の聖所に自らを据え、自分たちを神だと言い張る。私が宣言したどの言葉も、まさにこの者たちは拒んだ、しかし大いなる火が今や彼らをの

み込もうとしている……彼らは私自身の神秘を把握したと主張するが、自分の務めがどこにあるかを人間に思い出させる一人の仲介者1がおられる、この方は人間をあわれんでくださるようにと人間に代わって祈り、いのちを回復し、落とし穴を免れるようにと祈られる。私はこのすべてを人間のために行い、そしてふたたび行っている、魂を永遠の火から救い出し、いのちの光が明るくその上に輝くよう……自分たちの企てを隠そうと、私を日々かかげるこの人びとは、ペトロの座を転覆させ、私の教会の代理者および彼らの企てを露にし、私がその棄教を知らせたすべての者たちを、沈黙させようと陰でたくらむ。私を沈黙させようと彼らは陰でたくらみ、こう言っている。「誰が見ていよう? 誰に見分けがつこう?」しかし身分の貧しい者たちは、私の声を聞いて見分けたときには歓ぶ。最も卑しい者たちは、私の現存を前に歓喜する。—2私に献げるものは、今やただの真似ごとにすぎない。そう、彼らは私の王宮でまさに恥ずべき者となった。私の家で罪を犯すこの者たちは、私の声を黙らせようと模索する。あなたたち皆の上に命を下し、英知の輝かしいわざを非とするように試みよう、この英知の御わざ3 は、輝かしい旗印のように高くかかげられ、彼らの罪咎を露にするので、主だった攻撃の的となった。私の4最もうるわしい遺産は、愛する者を裏切る女のようになってしまった……

そして私の声を聞き、弟子となるように耳を開いたあなたには、こう言っておく。恐れるな、未だかつてないほど自分を甘く酔わせるまで、私を恋い焦がれなさい。私は葡萄酒よりも甘美なるがゆえ。私を追い求めなさい、やがて神への知識と神の知恵を見いだそう、心を込めて私を慕い求めなさい、孤児が両親を欲するように、私を心から慕い求めなさい。私たち三位一体の現存のほかには、地にも天にも悦びを見つけてはならない、私たちの栄光のためと同時にあなたの聖性のためにも、聖なる私たちの伴侶としたその私たちのそばにとどまるのを歓びとしなさい。

私の神、私の神、今こそ行動するときです、
お家ではあなたの掟が破られ、悪が力を増しています。
まるで基礎が川につかってしまったように、
忌むべきものがひろがって、溺れそうです。
三位一体の神よ、私たちの幸福を保証するお方、救い出しに来てください!

私は約束を守り、あなたの悲嘆と苦悶はやがて終わろう。そこで私の声は間もなく天から轟いて、山々の基が打ち震えると、私の息子や娘たちに告げなさい。私の教会の中のこの商人たちは今や、私がペトロの座につけた者にいよいよ迫り、その転覆だけを狙う。まるで引き裂こうとするライオン、ねぐらに伏す若獅子のように。私の声を沈黙させたがるまさにこの者たち5 と、その動きを私は一つ一つ注視している、そして見ては胸が悪くなる。迫害する者たちに数限りない祝福をささやく、私の忠実な僕6が見える。その背中を鞭打たれるさ中、彼の声が聴こえてくる7

「愛をもって、贖い主よ、私の嘆願をお聴き下さい。容赦なく迫害する者たちが詰めよります、彼らはあなたの掟からなんとかけ離れているか! 今こうして、夜明け前に起きて助けを呼び求めます。

天の元后、私たちを助けに来てください、主よ、あわれみ給え……助けに来てください、ああ、神よ! 魂の護り手よ、助けに来てください。神の母、聖霊の浄配よ、私の叫びがみもとに届き、御母のみ心を動かしますように。ああ、清らかなお方、御父、御子と聖霊のそばにまします天なる神のみ座よ、私の申し立てを取り上げ、普遍的な平和をもたらしてください……私たちをあわれんでください……あなたの子どもたちをあわれんでください……あなたが苦しむ者たちと、みじめな者、貧しい者や途方にくれる者たちの上にマントをひろげておられるのを見て、私は期待に胸ふくらみます。私たちを守ろうと、あなたの光と希望の流れを送られ、そのときは私の苦渋も消え失せます。母親に寄り添う幼子のように、私は安らかです。母親に寄り添う幼子のように、あなたのうちに身を隠し、希望をおきます。至聖なる三位一体の、天の玉座よ、あらゆる恵みの仲介者よ、嵐のように押しよせる罪の洪水から、私たちをお護り下さい。恵みを何倍にも増し加え、親の心を子どもに、子の心を親に向けてください。ああ、神の愛なる御母よ、永久までいたわりと善意に満ちた王的なみ心よ、御父に執り成してください。私は何ごとも自分の功績とはしません、ゆだねられた羊を牧するように、あの日8、愛深いいたわりをもって私のいのちを救われたのは、私の護り手よ、あなたゆえ。高潔なおとめマリアのみ心よ、あなたの子どもたちをあわれみ、追放された者たちにみ心の扉を開き、私たち皆の上に光を注いでください。弟子たちの御母、勝利の母、比類ない贖いの母よ、預言者たちとカリスマの母、真の葡萄の木の母よ、私の懇願が御母のみ心に届きますように……私の神、魂の護り手よ、あなたに希望をおきます……ああ、神よ、あなたの掟を深く愛します!」アーメン。

そこで今こそ沈黙を破ってください、主よ、
パパ様の祈りに耳を傾け、聞き入れてください。
天の高みよりこの生ける水を送って
私たちを洗いきよめ、清くしてください。

この終わりない夜闇のあとには、曙がきっと訪れる、ヴァスーラ、私の友よ、そして私たちの聖なる三位一体の栄光が輝こう。

(聖母が話されます)

そしてあなたの聖なる母が、挨拶します、ヴァスーラ、そうです、私たちの心9はあけぼののように昇り、今や闇に包まれている地上を照らしましょう。勝利する私たちの心は人類の上に輝いて、その光はすべての星座を合わせたよりもさらに明るく、千の太陽より、

もっとまばゆい光を放ち、長年暗やみの中を歩いてきた民は、天に大いなる光を見いだすでしょう。暗やみの地に住んでいた者たちの上には、光が現れます。あなた方の多くは、小さな子どもたちよ、表面的な印や、外面的な不思議と現われを待っています。多くは上のほうに眼差しをあげて大空を探します、でも、私の独り子、イエスは、外面的な印を探し求めず、あなたたちのうちなる真実で神性なものを探し求めるようにと注意されました。

あなたたちの多くはこの預言書を繰り返し読みますが、目は見えていません。読むときは、特別なしるしや兆し、現われや予兆を見いだすのに唯一の関心を向けているからです、その一方、キリストの神秘と復活の神秘に分け入り、霊的に成長して約束の地に達するよう、識別と悟りの霊を授かるようにと聖霊を呼び求めてはいません……自らの思いと心がこのままの姿勢でいるなら、まこと気の毒な子どもたちよ、あなた方の創造主に顔を合わせた日、魂がいまだ荒野の中にあって、干え上がった大地、砂漠のままでいるため、空の手でみ座の前に立つでしょう。けれどこれらのメッセージを通して私たちが今現している神秘に、正しい心で分け入るなら、神のどの御わざも栄光と荘厳に満ちあふれているのが分かってきます。

神がその荘厳をもって、ある魂を飾り、その魂を変容させてみ国に、そして天国に入らせたなら、あなたたちはそのときこそ、その栄光を見てこの不思議を記念します。飢えた者、神を畏れる者たちに神が天の糧を備え、この人びともみ国を受け継いでその相続人となって、忠実と高潔をまとうなら、この驚くべきこともあなた方は記念するでしょう。神の祝福をそこに見いだし、首から花輪をさげるようにこの祝福で身を飾るでしょうから。千の太陽のように輝き、無限の大海原のような英知の御わざが、あなたの魂をまばゆく照らし、こうしてその口に実を増し加え、口もとを発するどの言葉も、焼き尽くす火のように、地上を清めるなら、その日その夜は夜通しアーメンに讃歌をうたいつづけ、あなたの荒野でこの長い年月示された主の豊かな善意、忍耐と寛容を讃えるでしょう、魂はまさにこうした不思議、予兆やしるしを日々いのちある限り記念するのです。こうして、私の子どもたちよ、うちに住まい、輝いておられる神の真の栄光は、回心によって見いだすのです。

創造主があなたのうちにも住まわれ、ご自分の愛で抱きしめておられるのが見えてくるよう、目の覆いを取り除いてください。造り主はあなたの伴侶10でもあられます、どの被造物にとっても頭なる方11だからです……

心が上から離れている人びとのために、私の子たちよ、祈ってください。その多くはこう言っています。

「食らい、飲もう、明日は死ぬのだから12、さあ、生きている間に今を祝おう、一陣の雲のように人生は過ぎ去って行く、そうだ、地上の日々は数えられ影のように消えてしまう、そこで祝いたのしもう!」そして自分たちと神の似姿を恥にさらし、生きているよりはむしろ死んでいることに気づかないまま、罪の深みにますますはまっていきます……ああ、彼らの多くは自分自身の身勝手な推測に惑わされ、片意地な意見がその考え方をゆがめてしまいました……

我が独り子、イエス・キリスト、人類の贖い主は、皆を救う力がおありです、創造主なる、御父が、人類すべてにおよぶ権威を賦与されましたから。今日イエスは、歴史上かつてなかったほどのしるしと不思議を行っておられます。神は、はるばる天よりあなた方の上に屈んでおられるのです、私の子たちよ。王たる、イエスは、王冠を脇においてあなた方に届こうと、栄えあるみ座を降りてこられました。この王はその玉座に坐し、畏るべき荘厳をまとい、栄光のうちに金や宝石よりも煌めいておられます。み顔をあげると、慈悲に満ち、燃えるような威厳をたたえて、取り囲む天使の大群を見回されました。このお方は諸聖人と、天の王宮全体を見回し、愛に燃えるみ心をもって、こう言われたのです。

「天の蓄えを13開いて、この無鉄砲な時代に私の秘められたマンナ14を注ぎ出そうと心に決めた、この宝は世界が凍てつき、心が冷たくなって15神の愛から身を遠ざけた、今の時代に取っておかれたもの。神を持たない人びとがこれらの蓄えから養われると、今や皆が知るように。どうして、私は、自ら、慰めの言葉をもってみじめな者たちを癒しに行く。悲惨な者たちに大いなる愛を示し、その傷を癒す16。私は、自ら、彼らに話しかけ、私が兄であり彼らの神性を取り戻す聖なる友人だと知らせよう。苦々しい奴隷の身なる、彼らは、次々とこう自らに問うていく。「私は虫けらの中にあって、一番の虫けら、それなのにどうして、至聖なる方の子どもの一人として数えていただけたのだろう? 二度と私に目をかけるはずもないこの最も栄えある神が私に目をかけ、ご自分の聖人たちの間に場所をあてがわれようとはどうしたことか? この栄光に満ちた太陽が、私たちの上にも昇って輝こうとは?」

「そうではない、虫けらよ、そうではない。あなたは死なない。あなたの王は、あなたを死なせはしない、私の手で救う、小さな虫けらよ、そしてあなたもいつの日か私の王宮に姿を出せるよう、助けに訪れる、今やあなたの王がそばにいて17、あなたを忌々しい者から、祝うべき者に変える、そして祝うべき者からは楽園、栄えある天国へと変容させ、こうして私は、私の荘厳のうちに、賛美と栄光を受けよう。そしてこの天国に住まうあなたは生きていくために これからは私に呼びかけ私のやり方を探し求める。全能の神なる私は、あなたの上に息を吐いて私の香りを降り注ぐ。誰も天国にあるすべての不思議を知ってはいない、私がどう天国と同じように地上でも、私の意思を分からせ得るかも知らない、あなたが卓越しているか凡庸か、富んだ者か貧しいかは問わず、虫けらよ、あなたを引き上げようと私は口を開く、そして私がたおやかな香油18を、虫けらよ、あなた方の上に注ぎ出し、一人ひとりを聖別する」

そう、彼らを訪れては解放し、励ますために、私の驚くべきわざを示そう、こうして彼らの嗣業を思い出させ、私の王国を受け渡す……私は限りなく温和なゆえ、天からかがんで金の笏をもって、生まれたばかりの者たちを引き上げ、私の足跡をたどらせる。多くの人は私の選んだ者たちを見て驚き、かつて死んでいた人びとにも恵みと慈悲が与えられるのを理解できない。—私は、はるばる彼らのもとに下っていこう、そして地の果てまでも出かけていき、その者たちの仲間となる。こうして私の愛を葡萄酒にまさるものと称え、彼らはこう言おう。「あなたを愛するのはなんとふさわしいことか、宇宙の主権者よ!」

それから19いつくしみをこめて主は右手をあげ、地を祝福されました。そしてあなたは、娘よ、神が命じられたことを実行しなさい。口いっぱいにこの蜂蜜20を含んで、もうあなたの眼差しはどれほど輝きを増したでしょう? 口を香油21で満たし、私の祝福をもってお行きなさい、共にいます。

私の心の婚姻の寝所に連れていきたい

1997年1月26日 ノート88

主よ、愛します、大水のような愛で私を浸される聖心みこころを。
そうです、私の王の聖心は、大水のよう。
そして今や、王はこう仰しゃいます、
「どうしてこんなに待たせたか? 地上はもうすぐ花開く。
待ちわびた娘よ、私のもとに来なさい!
来て、私の心の甘美を味わってほしい!」

私はあなたの聖なる許嫁、甘く話しかける私の声に耳を聞かせ、炎のような望みをそのうちに点した、私はその人生に踏み入り、魂が私の魅力に伏すようにと私の麗しさを現わした。あなたの心を整え、愛に目覚めさせ、葡萄酒よりも甘美な、私の心の泉から飲ませようと訪れた。そうするなら、私のまばゆいばかりの完璧をあなたは求め、進んで自らを捧げよう。そして私、私としては、あなた1を圧倒した私の強さと栄光を祝う。

ああ、王─の─娘2よ、あなたもその世代も私の愛を味わうように──あなたを私の天使たちの前に呼び出した。そして今度は、最愛の者よ、欺きをたえず恐れてはうち震えるあなたに言っておく。恐れないように、祈り、愛と謙遜に基づく心は 誘惑の危機的瞬間にもたじろがず、悪魔たちを追い払う。

私は気をひこうとあなたの上に香のような薫りを吹きかけたが、気づいたであろう? そして今や共に過ごすあなたに尋ねよう、私の聖心が何を願っているか分かるか?3 ひとたびあなたを私自身の聖心に全く浸すなら、愛には愛を、心には心を返し、その心が楽しめるように、私のもとに百合となって来てくれることを。来なさい、大海原が一滴の水を呑みこんでしまうように、あなたも私のうちに消え失せてほしい。

私は気も狂わんばかりにあなたを愛し、私だけのために、私とあなただけとなって、共に引きこもれるよう、私の心の婚姻の寝所に連れていきたい、それとも巡礼を願うか? それか4、願うのは?5 私たちは共に私の心の園に入っていき、それは天使たちも代わりたいと望むほどの友情となる。ああ、私の抱く愛を、まこと愛する者よ、あなたが知ったなら……巡礼か引きこもりか、いずれを選ぼうと、歩かないでよい、私が抱えていこう、私に仕え、使命を果たす間、私のために何時間も立っていた6その足をこうして休ませたい。露は熱を取り除こう? 同じように、私もその足を楽にさせる。

ヴァスーラ、聖心として訪れた理由が分かったか? まさにこの心より7、慈悲を受け取るよう 私はこうして訪れた…そう、あなただけでなく、皆も。さあ来なさい。どうしてそう震えているのか? 指輪をもって私自身にめとったではないか? 私の心の悦びを垣間見せたであろう? 私の心の全善を示したではないか? ではなぜためらうのか?

主よ、今ひとつお望みがさっぱり理解できません。巡礼とか引きこもるとか、私についてなさりたいと言うその申し出が、よく分からないのです。

私自身のため、私の栄光のために育て上げた、まこと愛する者よ、さあ来て、私の中で祝いなさい。私があなたの歓び、ほほ笑みとなる、あなたの宴となって、私の心の宝より益するのを許す。私を見なさい、私の心をひと目見なさい…見よ、あなたのために私の心の扉を開いたではないか? この王的な心は、あなたに与えたもの。来て、私のうちに歓びを見いだしなさい。世があなたを傷つけようと誓ったとしても、私は代わってその毒を吸わないように護り、私の栄光のために用いると誓った。この世が移り気だとしても、それは私だけが変わらない忠実な愛と友情の持ち主だと、あなたに判らせるためだった。それゆえ、私の育て上げた者よ、こう言っておく:身に起きたことで気を落とさないように。私にとって最大の栄光となるよう この重荷で苦しむのを許した。

私は、最愛の者よ、今やその霊的成長と魂の聖化のためには、ほとんど何でもする用意がある。私との歩みを全うさせる、こうしてもっと自由に私の腕の中であなたを運べると感じよう。そしてもっと自由にあなたと逃れ、私たちの一致を強められよう。最も身近な友人たちでさえもあなたを理解せず、深傷を負わすといつか言ったことがある、そしてあなたは彼らの思い違いの犠牲となり、彼らも自らの不足の犠牲者になると。それでも彼らの行ったあらゆる善いことゆえに後ほど報いてもよい、そして捧げた犠牲も忘れないが、私の選んだ者への仕打ち、愛といたわりの欠如は厳しくとがめられよう…この世では、私の鳩よ、完全な心は決して見いだせない、そう、それは存在しない。あなたの御母と共に、私の心だけが、私たちの愛と忠実において唯一、非の打どころがない私の愛という恵みを与えるがゆえ、私のもとに来なさい。ほかにも何と多くの恵みが取ってあるか、まこと愛する者よ。許嫁のもとに来なさい、そして私と安らかに引きこもれるよう 私の体のうちにすっかり引き入れるのを許してほしい。私はその手を取って私の心の寝所に入り、愛のうちに抱き合う。私は口づてに接吻し8、愛をもって魂を癒し、慰める。私はあなたの愛を強めて、生き返らせよう。そしてあなたは、この愛のうちに、不十分ではあっても、私の傷の膏薬となり、慰め主を慰める。そしてあなたの王、私は、その腕の中で憩いつつ、あなたの愛を一滴残らず味わい、その間、妹よ、時折りこの王的な心、私たち9の王宮であなたを育んだ心、全てなるこの心を、指し示す。人類にあまねく、豊かに自らを与えているこの心を。愛する者たに向かって、楽の音や歌を生み出したこの心を。そう、今あなたに歌っている者とは、人類の恋人、地上すべての人たちの伴侶10

今日までも、あなたの神を記憶にとどめない人たちもいるが、私は忠実であって、私の大いなる愛ゆえに、この心を与えようとあなたのもとを訪れた、誰もこれ以上のものは、与え得ない。では私の心の美しさをその目で感嘆して眺めるがよい。それは大いなる生けにえの心。新しい契約の心。真の葡萄の木、御父のみ心に一番近い心。闇の中で輝き、闇に決して打ち負かされない。それは人となってあなた方の間で暮らした、みことばの心。すべての者たちが私の心の心となるよう、あなた方のうちに住まう心。そして私たちの心の心となるように。それは御父のご意思を心から行い、その不屈の精神、素直さと全き従順で神の誉れとなった、殉教者や預言者たちの心、それは欠けたところない一致の心、皆この心に属するがゆえ、互いに分け隔てをしない。それは私たちのうちに皆が一つになるようにと、御父に祈りを捧げた心……

主の心とはどのようなものか? 主の心は、無限にひろがる愛と慈悲の大海原。比類なく計りがたい宝のように、それを持つ者は、うちなる永遠のいのちがあると知って、決して手放さない、 私の心は愛の燃えさかる竈(かまど)のように、その愛のうちにあなたの心を今にも焼き尽くそう。私の心はすべての星座を合わせた輝きにまさる、光。夜明けと夕暮れの間を時はつかのまに流れ、万物はす早く過ぎ去っていくが、私の愛は不変で永遠に永らえる。渇きながら、それに気づきさえしない人も皆、来なさい。来て、あなたの神のこの心を認めなさい、私を理解し、三たび聖なる者として知るように。来て、この心を所有しなさい、そうするなら私の王国とすべて正しいものごとの上に、自らの心を据えよう。来て、私の心のうちにその心を据えなさい、そうしたらある日、あなたにとって真にこう言える: 「来なさい、私の子よ、共に私の玉座を分かち合おう」

私に残された者、私自身の者よ、あなたを常に知っていた。私の骨の骨、肉の肉、来なさい、私の部分よ。来て、地の基が据えられて以来あなたに属していたものを受け嗣ぎなさい。私の息吹の息よ、あなたは一つなる私たちと親しく一致する中であなたを動かす御方に、属する者、ああ、私の-心-の-果実よ、あなたに抱かれ、幼子のように満足して、憩う中、私は 今のようなことを示そう。約束してほしい、私のヴァスーラ、まこと愛する者よ、あなたの心のうちで花婿を、邪魔されずに憩わせてくれると11。あなたの愛する者より、学びなさい:私は、心が柔和謙遜な者、それゆえ魂はいつでも私のうちに、その憩いを見いだす。私もあなたのうちに同じもの、柔和と謙遜を、見いだしたい。

「私の愛する者を
目覚めさせるな。揺り起こすな。
彼女がそうしたいと思うときまで12
そこで、み前に好ましい者となれますよう、
どうしたらお望みにかなうかを
お教え下さい。

心に感じる私の甘美は、その心に憩う私の聖なる現存を思い出す手立てとなる、 しかしこう言うだけでいいのも覚えておくように、「流されそうです」と、そうしたなら私の愛は、直ちにあなたを支え、溢れるほどの慰めを惜しまずに与える、まこと愛する者よ。愛の口づけをもってあなたを祝福しよう。私、イエス・キリストが、いつも共にいる。「私たち、共に」? ic