聖木曜日

1987年4月16日 (ノート10)

(聖木曜日)

ヴァスーラ、私は教会にいた。私の十字架の前を歩いた。あなたの前で数秒間止まった1。私の娘よ、この長い年月の間、私の心から愛する教会に、あなたが来てくれるのを待ち続けていた2

主よ、救い主よ、あなたは本当に私を捜し続け、見つけ出し、そしてあなたのもとに、あなたの教会に連れて来てくださいました。何年もの間……あなたは何年もの間、待っていてくださった!!

私は十字架の前にとどまり、私を礼拝に来る人々を皆、代わる代わる祝福した。

(聖なる十字架が教会の中央に安置されており、人々は皆、代わる代わるその十字架に口づけをしに行っていました。)

  1. 不思議なことですが、十字架の行列が行われている間、聖なる十字架(長さ約二メートル)を運んでいた司祭と、大きなろうそくを持って司祭の後ろに続いていた侍者たちに場所を譲るために、私たちは少し移動しなければなりませんでした。薄暗かったので、司祭は進んでいる先がよく見えず、私の方にまっすぐ向かって来られました。司祭はそれに気付いて、私の正面で数秒間立ち止まり、正しい方向を確認し直そうとされたのです。私と一緒にいたいとこはそのことにすぐ気付きました。私はそれ以上後ろに下がれず、心臓がどきどきしました。眼前には巨大な十字架があり、後ろにはろうそくをともした群衆がいて、身動きできなかったのです!
  2. この教会に来たのは、長男の洗礼式以来初めてでした。15年ぶりだったと思います!