2020年6月のメッセージ

私の徳の王笏

2020年6月12日 ノート122

一位の天使が語り、こう言うのを聞きました。

「勇気を! 起き上がりなさい! 主があなたを呼んでおられる!」

私はノートのところに行きました……すると主が語られました。

ああ、来なさい、私の魂に愛された者よ! このやり方で私と会ってほしいというあなたへの私の渇きは、癒えることがない。あなたを見守り、危険から守るために、私の言葉を与えた。子供のような信仰をもって正義のために仕える者は幸い! 私の言葉はたてごとのように、心地よい音色を保ちつつ、楽の音のように鳴り響くだろう。私の喜ばしい言葉は、リズミカルに、天使的な旋律をもって与えられ、響き渡って耳に届き、この世代と、来るべき幾世代にまで到達する。

私のヴァスーラ、天から荒れ地の上に降る朝露のしずくのようであり続けなさい。私の黄金の網となりなさい、苦境に陥った私の息子たちと娘たちを連れ戻すために。私は降りていって彼らを祝福し、彼らの上に手を置く。するとこの荒れ地はもう一度開花する。私はいのちを愛する者、私は人類の恋人、荒れ地となってしまった世がエデンへと変わり、繁栄するのを見たいと切望している!

主よ、あなたは教会は生き返ると言い続けておられます。

そうなる! 私の霊が彼女のうちにあり、すべてのうちにあるのだから。私は約束を守ることで知られている、娘よ、間もなく義が行われるのを見るであろう。教会は生き返る! 聞いて書きなさい。私の家には今なお嵐が襲いかかっているが、存在するもの全ての深みに到達する私の霊が、あなたたちを生き返らせ、私の家を飾り、一致させるという、ただ神性のみに由来する仕事にあなたを任命した。私に仕え、私の家に仕えるために、時間を無駄にしないように。あなたを私の天の王宮、私の天の家で育てた1ことを忘れさせようと、敵が誘惑するのを許してはならない。

筆舌に尽くしがたい神秘的な知識と識別を受けるように、あふれんばかりの愛をもって、あなたを養子とした。だから恐れないように、自信を持ちなさい。聖霊の光を通して、私の教会に関する事柄を識別できるようにあなたを祝福した。私が望むような正しい判断を下すことができるように。私の愛のうたをあなたに託した、あなたの口に私の言葉を、あなたの手に私のわざを置いた。私のわざを敵から守るために、私の目はあなたの手の上に据えられている。これが、あなたの手を私の手の中に置いておき、あなたの口を私の口の上に置いておかなければならない理由だ。目下のところ、ヴァスーラ、私は最後の仕上げを行っており、このわざを完成させつつある。

あなたを鹿じかのように走らせて、国々に送ってきた、与えられた通りに正確に発信できるように、あなたの魂を良いもので満たしてきた。誰もが開花し、百合のように花咲くことができるように。ヴァスーラ! あなたを私の香油と芳香で包んだ、それゆえ私の芳香をあまねく広げなさい。地が天のもっと近くまで、高く上げられるように。彼らの愛する者の現存を、彼らが感じるように。私の愛を感じさせなさい。彼らを眠りから呼び覚まし、彼らの花婿、私と会うようにさせなさい! 私は私の心の婚姻の寝所で、結婚のとこの上に黄金のてんがいを用意し、ミルラと乳香で香りをつけたと彼らに知らせなさい。ああ! 私は彼らをアザミのとげから解放し、私の婚姻の寝所へと導き、それから私の祝宴の広間へと導くと告げなさい! 私が彼らの花婿2であることを彼らに思い出させるように。私の愛のため息のことを、私がどれほど彼らを愛し、恋しく思っているかを知らせなさい!

天使たちに呼ばれ、私に形造られ、私に牧されたあなたを、繊細な手をもって真理へと導いた。私の花嫁よ、あなたは私の婚礼の歌を聴いた。私の愛する息子たちと娘たちの多くを、花婿の神秘的な婚姻の寝所3へと導いた歌を。彼らに私の言葉を誤解させないように、私の言葉は神秘、観想、聖霊の照らし以外の何物でもない。私のみこころの子よ、私の聖霊の炎に輝きながら、道に迷ってしまった私の息子たちと娘たちを連れ戻し続けなさい。私の栄光のために、私が愛によって創造した者たち皆を。この狭い道を私と共に歩きたいと望む者の誰をも、ただ私の徳のおうしゃくだけが優しく導くのだと思い出させなさい。「ここにいます、主よ、あなたのむねに従いたいのです!」と叫ぶ誰であっても。

聖霊があなたたちの中で行うことができる活動のすべてを、彼らに思い出させなさい。分かるか? 聖霊の現存なくしては、あなたの徳は何の役にも立たない。人がまことのいのちである聖霊に、本当に結ばれていなければ、この人は霊的に死んでいる、それでは誰も生きることはできないし、自分は生きていると考えることもできない。聖霊こそが、私、あなたの神のうちの新しいいのちの中で呼吸できるように、あなたを引き上げる者である。理解しなかったか? 私のわざに『神のうちのまことのいのち』という名を与えるとき、それはまた、「私のうちに生きるようにあなたを生まれ変わらせ、生き返らせる聖霊」のことも意味していると?

娘よ、私は初めにこう言わなかったか? 「満たされて、あなたたちは大勢になる」と? 人が恵みによって満たされるなら、彼はもはや自分自身には属さず、聖霊に属する。そこから先は、限界なくあらゆるものを包み込む聖霊があなたの中で呼吸し、あなたの中で行動するであろう。他の魂たちがあなたの独特な変容を目撃することによって、知恵は多くの他の者を真理の豊かさへと連れてくる。あなたが喜んで御父を「お父さん(アッバ)!」と呼び掛けたあの時、造り主があなたの永遠の父であることを啓示されたのは聖霊である。

「キリストが我々のうちに住まわれるように、聖霊の恵みを獲得するにはどうすればいいのだろうか?」と人々は尋ねる。あなたの心が私たち4から遠くさまよい、他の情熱に支配されているなら、たとえそれがごくわずかな情熱だったとしても、あなたは子である私の住みかとなることはできないし、御父にとっても同じである。なぜなら、あなたがいまだに腐敗しやすく、価値のない、消え去っていくものである地上的な傾向を重視するなら、それらは真の祝福にとって妨げとなるからだ。

あなたと同じように、娘よ、私の救いの計画に参加している者たち、そしてあなたに与えた神秘の教えと知識を喜びをもって啓示するために、私が強健な使徒とした者たちは、あなたたちの罪深さを取り除き、徳に置き換えるのは聖霊であることを学ぶ。「私はいのち、永遠のいのちの与え主である」5。「私は万物の中に現存し、かつ万物の外にも存在する。私は全宇宙を満たすことができる」。私は言った。「ただ私の徳のおうしゃくだけが、この狭い道を私と共に歩きたいと望む者の誰をも、優しく導くであろう」。

それゆえ、単純な心で私を探し求めるなら、私の徳のおうしゃくである聖霊に従いなさい。聖霊はすべてのものを一つにまとめ、全てを知り、口にされたすべての言葉を知っている。聖霊は自身をあなたに現すであろう、あなたの味方となり、あなたの最も親密で近しい友人となる。聖霊はあなたを徳で飾るであろう、人間にとって、尽きることのない宝なのだから。私の聖霊の血縁となることで、不滅の生命が見いだされる。聖霊は実に、あらゆる星座を合わせたよりも明るく輝いている。

私のヴァスーラ、この長年ずっとしてきたように、霊的な熱意をもって、ひるむことなく私の名を宣言し、教えを説きなさい。あなたに弟子の舌を与えた、この不明瞭で混乱した世界で、恐れずに語り、人々を鍛錬し、悪を引き裂いて根こそぎにし、壊れたものを築き、修復するために。

人の心を啓発するために、あなたを知恵によって教え導いた。以前に言ったように、私の言葉は神秘であるだけでなく、神聖なものでもある。それゆえ、私の愛の賛歌の中には、汚れたものは何も入り込むことができない。私の愛の賛歌を発見し、私の王国に入った者は幸い。彼らの信仰を通して、あらゆる物事に手が届くようにしたが、信仰は彼らの私への愛より先であった。彼らの愛は私、あなたの神に根付き、時間と共に一本の木のように高く成長し、青く繁る葉と、香り高い花々と果実を実らせた。彼らの魂を照らす聖霊によって与えられた彼らの愛は、その愛が私のうちに根付いている限り、完成し続け、彼らのうちで成長し続けるであろう。

私の惨めさをお忘れにならないでください、私の目を罪からそらしてくださったことを感謝します、私の主よ。

あなたをいつも私の心の中に埋め込んでいた、喜ばしい子よ。私はあなたに寛大だった、あなたのうちに私の光が入ったことで、あなたは癒やされた。私は世の光。私はいのちである、なぜなら、あなたたちの魂を私に結び付け、皆が生きるようにしたのだから。謙遜は、真の変容メタノイアと共に、私を引き付け、夢中にさせる。

主よ、闇の中に住む人々の暗がりにあなたの光を示してください、天から惨めな世界を見下ろしてください、あえて言うなら、死にゆく世界を……

ああ、ヴァスーラ! 私はまったく慈悲深く、私に許しを求める者の誰にも、私の光を与える。あの時二階の広間で行ったように、彼らが座って祈っている間、私の聖霊を彼らに送ろう。そこで私は深く悔いる心で私を捜し求める者には誰にでも、私の聖霊を送ろう!

私の神的な光を獲得するには、どんな地上的な魅力、地上的な野心も慎まなければならない。そうするなら彼らは報いを受け、癒やされるだろう。

そうです、主よ、私たちは、あなたの現存なくしては光に欠けています!

確かにそうだ、人間性とは堕落しやすく、光を欠くものだから。私は全宇宙の妙薬、私の莫大な光はすべてのもの、万物を超越し、存在するどんな魂の闇をも貫く。私を喜んで受け入れる者は私から生まれ、私と似たものとなるように、私の光のうちに変容するだろう。そして多くがその魂のうちに私を見る。多くの人々があなたの上に私を見たように、私の選びの娘よ。私は彼らの衣服ともなるであろう。

あなたが小さくなるほど、私が大きくなり続ける。あなたのうちに神秘的な方法で私自身を現した。神であり、あらゆる霊の上に立つ者として。あなたの心が私の隠れ場所だということを知っていたか?

ああ、それは驚きです、主よ! この惨めな心の中で、何からお隠れになると、誰からお隠れになるというのですか、主よ?

私は世の喧噪から隠れている、彼らの激しい論争や口論を聞くには、私の耳はあまりに敏感過ぎる。彼らの騒音は私の耳にはうるさすぎる、静けさのうちの愛は失われ、そこに平和はほとんどない、私の聖職にある魂たちの間でさえも。自分の気持ちや秘密、心配と悲しみを配偶者と分かち合う伴侶として、あなたと私の痛みを分かち合いたい。それゆえ、あなたのうちに甘美な休息を見いだし、あなたの心のこの隠された小さな隅で、あなたの耳にこの惨めな世界への私の燃え上がる愛をささやきながら、あなたの手を通して書くことができる。あなたと共にこのわざを行いながら、私は慰めを見いだす、休息の時を。あなたを住みかとして選んだ。この静けさのうちに、私は書士として、私の愛の雅歌を書くことができる。この世の喧噪が私の愛の雅歌を発見することを希望しながら。彼らの騒音が私、彼らの花婿、彼らの神聖な恋人への賛美へと形を成すことを切望しながら。そして彼らの激しい論争が沈黙の礼拝へと変わるように……

あなたのうちの私の現存によって、同様に私の威厳のビジョンも与えた。あなたが生まれる以前から、私はあなたに寛大であった、あなたの友人となり、あなたを悔い改めへと連れて来るために、私の聖霊、人類の友人を送った。聖霊はあなたの護衛のよう、あらゆる悪への傾きに対する障壁として働いた。それ以来、霊的でないどんなものも、あなたの舌には味気ないものとなった。私の霊的な雅歌を味わった後では。

ヴァスーラ、安心しなさい、私は何年も再び会うことのない、あるいは二度と戻ってこない、ただの通りすがりのような者ではない。恵みによってあなたをよみがえらせ、恵みによってあなたを訪れ、これからも訪れる。そして恵みによってあなたと共に、あなたのうちに居続ける、永遠に結ばれたままで。恐れるな、胚がへその緒につながっているように、あなたの魂を私のうちに安全に結び付けた。私の教会を活気づけるために、あなたに生命を吹き込み続けよう。私の教会を慰め、勇気と熱心さをもって私のメッセージを広げるために。

あなたの私の家への熱意は多くの者を刺激した、だが私があなたと共にいることに自信を持ちなさい。私の手が絶え間なくあなたの上にある。愛があなたを愛している。ic